“ちゃわん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
茶碗87.0%
茶椀7.4%
茶盌5.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
先生のうちでめしを食うと、きっとこの西洋料理店に見るような白いリンネルの上に、はし茶碗ちゃわんが置かれた。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
始めの一、二回はわたくしも窮屈を感じたが、度数の重なるにつけ、茶碗ちゃわんを奥さんの前へ出すのが、何でもなくなった。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
裏口からのぞいて見ますと、兵十は、午飯ひるめしをたべかけて、茶椀ちゃわんをもったまま、ぼんやりと考えこんでいました。
ごん狐 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
「今日はここまでにして置きます。」と云って礼をしました。私は校長について校長室に戻りました。校長は又私の茶椀ちゃわんに紅茶をついで云いました。
茨海小学校 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
茶盌ちゃわんを愛する人は習慣的にすぐ裏返して高台を見るが、そこは多く無釉で地肌があらわれている荒々しい部分である。
民芸四十年 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
小姓のひとりが、その茶盌ちゃわんをささげて来ないうちに、石田佐吉の汗ばんだ顔が、びんをぬらしたまま彼の前に平伏した。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)