“かゝり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
25.0%
16.7%
経費16.7%
8.3%
構造8.3%
着手8.3%
結構8.3%
費用8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御一笑可下候。老公も此廿五日御軍制改正の御かゝり仰渡、御登城に相成申候。何樣の獻立こんだてに御座候哉、其後水府へ參不申候に付、模樣もやう相分不申候。追而細事申上候樣仕申候。
遺牘 (旧字旧仮名) / 西郷隆盛(著)
で取りかゝりからもう熱がめる、きようが無くなる、しんから嫌氣いやけして了ツた。然うなると、幾ら努力したと謂ツて、あがいたと謂ツて、何のやくにも立ちはしない。で、たゞ狼狽する、えうするに意氣鎖沈せうちんだ。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
「たいした経費かゝりだらうね。」
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
しかし、十時四十八分發じふじよんじふはちふんはつには、まだ十分間じつぷんかんある、と見較みくらべると、改札口かいさつぐちには、らんかほで、糸崎行いとざきゆきふだかゝつて、改札かいさつのおかゝりは、はさみふたつばかり制服せいふくむねたゝいて、閑也かんなりましてらるゝ。
雨ふり (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
と考へ夫々それ/\趣向しゆこうをいたし、一々いち/\口分くちわけにして番号札ばんがうふだけ、ちやんとたなへ、何商法なにしやうはふでもお好次第このみしだい世辞せじがあるといふまでに準備が出来できた、これで開店するといふのだが、うも家屋うち構造かゝりむづかしい
世辞屋 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
其處そこで、貴方あなたすゝめるのです貴方あなた石炭焚せきたんたきだの、料理方れうりかただのつて、其樣そん馬鹿ばか眞似まね出來できるものでいから、それよりは、この鐵檻車てつおりぐるま製造せいぞうにお着手かゝりなすつては如何いかゞです
なん落語はなし種子たねにでもなるであらうとぞんじまして、門内なか這入はいつて見ましたが、一かう汁粉店しるこやらしい結構かゝりがない、玄関正面げんくわんしやうめんには鞘形さやがたふすまたててありまして、欄間らんまにはやり薙刀なぎなたるゐかゝつ
士族の商法 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
汽船じようきつてたつてぽど費用かゝりかゝつたんべな」
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)