“かかは”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:カカハ
語句割合
44.4%
40.7%
11.1%
3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
渠等かれらつう原則げんそくまもりて俗物ぞくぶつ斥罵せきばするにもかかはらず。)然しながら縦令たとひ俗物ぞくぶつ渇仰かつがうせらる〻といへども路傍みちばた道祖神だうろくじんの如く渇仰かつがうせらる〻にあらす
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)
雪の屋自身もさう感づいてゐるので、神經の鈍い男にもかかはらず、こちらの見たところ、友人から細君のことを云はれるのがいやさうである。
泡鳴五部作:05 憑き物 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
にもかかはらずこの小娘こむすめは、わざわざしめてあるまどおろさうとする、——その理由りいうわたくしにはみこめなかつた。いや、それがわたくしには、たんにこの小娘こむすめまぐれだとしかかんがへられなかつた。
蜜柑 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
さうかと思ふと、その前に長野ながの県からなんとか云ふ人が、盗難見舞たうなんみまひの手紙をよこした。これも未知の人だつた。それにもかかはらず、手紙の末に、あなたに序文を書いていただいてまこと難有ありがたいと書いてあつた。
偽者二題 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)