“がか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
31.4%
画家20.0%
画架20.0%
20.0%
5.7%
2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昨日になって見ると、九門はすでに堅く閉ざされ、長州藩は境町御門の警固を止められ、議奏、伝奏、御親征がかり、国事掛りの公卿くげの参内もさし止められた。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
かれは『沼』というだいの絵を展覧会てんらんかいに出して、いちやくして有数ゆうすう画家がかとなりました。
清造と沼 (新字新仮名) / 宮島資夫(著)
夜もおそくまで画架がかに向っているらしくく造花屋の主婦は、三階から小用に降りてくる松岡の足音をきいた。
三階の家 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
「当り前だ。居てくれと手を合せたって、居るものか。一体そんな云いがかりを云うような所へ周旋しゅうせんする君からしてが不埒ふらちだ」
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「さようで……蔵元屋のお熊は天下御法度の袁彦道の名人で御座いました。花札、骰子サイコロ、穴一、銭占、豆握り、ヤットコドッコイのお椀冠せまで、何でも御座れの神がかりで……」
蒲生がもう飛騨守の兵士長原孫右衛門が獲たという説もあり、なお一説には、稲葉八兵衛、伊沢吉介、古田八左衛門、古田加助、四人がかりで、辛くも捕ったという伝えなどもあって
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)