画家がか)” の例文
旧字:畫家
「せっかくやまから、はやしをつたってきたのを、おもいやりのないことをしたものだな。」と、画家がかは、うぐいすのかなしみました。
春はよみがえる (新字新仮名) / 小川未明(著)
かれは『沼』というだいの絵を展覧会てんらんかいに出して、いちやくして有数ゆうすう画家がかとなりました。
清造と沼 (新字新仮名) / 宮島資夫(著)
ボルイホルムの古いおしろのあとを見物して歩く観光客かんこうきゃくや、秋になると、ここへシャコをちにくる狩猟家しゅりょうかや、このアルヴァレットの上にすわって、羊や風車を描く画家がかや、そういう人たちのなかで
こんどのことで、いちばんそんをしたのは、高価こうかじゅうをなくし、世間せけんからわるくおもわれた家主やぬしであろうと、かんがえたので、画家がかにそうはなすと
春はよみがえる (新字新仮名) / 小川未明(著)
画家がかが、托児所たくじしょ小屋こやをとりいれて、新緑しんりょく木立こだち写生しゃせいしていました。役人やくにんや、学者がくしゃの一こうが、そのそばをとおりかかりました。
托児所のある村 (新字新仮名) / 小川未明(著)
ぼくも、覚悟かくごをしていえたのだから、りっぱな画家がかにならなければ、かえらないとおもっていたのだ……。」と、かたりました。
生きた人形 (新字新仮名) / 小川未明(著)
このちかくに、一人ひとり画家がかが、んでいました。あのひとならきっと、いっしょによろこんでくれるだろうとおもいました。
春はよみがえる (新字新仮名) / 小川未明(著)
「どこか、えらそうにえるんですね。そんなひとが、こわいんです。」と、画家がかは、いいました。
托児所のある村 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「そういうきみも、画家がからしいが、展覧会てんらんかいにでも出品しゅっぴんして、をあげたいためでないか。」
托児所のある村 (新字新仮名) / 小川未明(著)
マラソン選手せんしゅとなって、オリンピックでをあげるのも、図画ずががじょうずになって、名高なだか画家がかとなるのも、自分じぶん一人ひとりだけの名誉めいよでなく、やはりくに名誉めいよだと、先生せんせいがいわれたよ。
空にわく金色の雲 (新字新仮名) / 小川未明(著)
ぼくは、画家がかなんだ。」
戦友 (新字新仮名) / 小川未明(著)