“かゝる”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
如是33.3%
33.3%
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
如是かゝる心を有つて居しかと責めては後にてとむらはれむ、一度はどうせ捨つる身の捨処よし捨時よし、仏寺を汚すは恐れあれど我が建てしもの壊れしならば其場を一歩立去り得べきや
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
あはれ如是かゝるものに成るべきならば功名てがらを得させて、多年抱ける心願こゝろだのみそむかざらしめたし、草木とともに朽て行く人の身は固より因縁仮和合いんねんけわがふ、よしや惜むとも惜みて甲斐なく止めて止まらねど
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
遣はしたるか何にも今暫らく日數もかゝるべしさりながら捨置すておきがたしと伊豆守殿へおほせけるは越前守役宅やくたく上意じやういおもむき申遣はすべしとの事なれば早速さつそく伊豆守殿より使者ししや
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
受出うけいだせしゆゑうたがひのかゝりしも知れず是と云も袖乞そでごひの身分にて云ば不相應なる大金の事ゆゑ疑ひのかゝるまじとも云難し何にしても文右衞門樣が盜賊などなさる氣遣きづかひなけれど己もきゝてはすておかれず何分氣にかゝるにより明日は早々山崎町へ行て文右衞門樣を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
せよと言ひながら腰の一刀引拔ひきぬきつゝ身構みがまへなせばわるものどもは打笑ひ何の小癪こしやくあをさい息杖いきづゑとりのべ打てかゝるを此方はさわがず切拂ひ又打込を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)