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『迷い路』
ふりがな文庫
『
迷い路
(
まよいみち
)
』
二郎は昨夜見た夢が余り不思議なもんで、これを兄の太郎に話そうかと思っていましたが、まだいい折がありません。昼過ぎに母親は前の圃で妹を相手にして話をしていたから、裏庭へ出て兄を探ねると、大きな合歓の木の下で、日蔭の涼しい処で黙って考え込んでい …
著者
小川未明
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「読売新聞」1906(明治39)年8月12日号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約9分(500文字/分)
朗読目安時間
約14分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
行
(
いく
)
頭
(
かむり
)
打
(
ぶつ
)
張
(
ばっ
)
遽
(
たちま
)
上
(
あげ
)
何
(
どう
)
混雑
(
こみいっ
)
聞
(
きく
)
狼狽
(
うろたえ
)
佇
(
たた
)
彼方
(
あなた
)
志
(
こころざ
)
持
(
もっ
)
疾
(
とっ
)
端
(
はず
)
見物
(
みせもの
)
不審
(
いぶかし
)
何処
(
いずく
)
出
(
い
)
叫
(
わめ
)
堪
(
こら
)
折
(
おり
)
探
(
たず
)
斯様
(
こんな
)
暫時
(
しばし
)
欠
(
かけ
)
母
(
か
)
礎石
(
いし
)
私
(
わし
)
総
(
す
)
落付
(
おちつい
)
誰
(
た
)
遇
(
お
)
妹
(
いもと
)
己
(
おれ
)
平
(
たいら
)
幻
(
まぼろ
)
彼方
(
あちら
)
怒
(
いか
)
擲
(
なぐ
)
朧
(
おぼ
)
梟
(
ふくろ
)
痩
(
やせ
)
知
(
しら
)
詫
(
わび
)
連
(
つれ
)
音
(
おと
)
丁
(
ちょう
)
不意
(
ふい
)
中
(
うち
)
佇
(
たたず
)
何処
(
どこ
)
先刻
(
さっき
)
其処
(
そこ
)
其様
(
そんな
)
取縋
(
とりすが
)
合歓
(
ねむ
)
啼声
(
なきごえ
)
四辺
(
あたり
)
圃
(
はたけ
)
家
(
うち
)
小供
(
こども
)
小父
(
おじ
)
尽
(
つく
)
山雀
(
やまがら
)
嶮
(
けわ
)
当
(
あて
)
往来
(
ゆきき
)
急込
(
せきこ
)
打
(
ぶ
)
扮粧
(
いでたち
)
旧
(
もと
)
明朝
(
あした
)
昨夜
(
ゆうべ
)
月明
(
つきあかり
)
木精
(
こだま
)
柄
(
え
)
此処
(
ここ
)
此方
(
こちら
)
渓間
(
たにま
)
燈火
(
ともしび
)
独言
(
ひとりごと
)
瓦
(
かわら
)
益々
(
ますます
)
真実
(
ほんとう
)
真直
(
まっすぐ
)
眸
(
ひとみ
)
穿
(
は
)
継母
(
ままはは
)
罰
(
ばち
)
胡弓
(
こきゅう
)
茫
(
ぼう
)
茫々
(
ぼうぼう
)
草鞋
(
わらじ
)
蜩
(
ひぐらし
)
行
(
ゆ
)
行手
(
ゆくて
)
足下
(
あしもと
)
躍
(
おど
)