“遍歴:へんれき” の例文
“遍歴:へんれき”を含む作品の著者(上位)作品数
吉川英治4
中島敦2
北原白秋1
峠三吉1
押川春浪1
“遍歴:へんれき”を含む作品のジャンル比率
文学 > 英米文学 > 小説 物語(児童)5.6%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)0.4%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行0.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
信心の遍歴へんれきにといって、木曾のお百草問屋の大蔵が、奈良井の本家を出かけてから、ことしで足かけ四年目になる。
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
本國ほんごくでゝから二年間ねんかんたびからたびへと遍歴へんれきしてある
獨逸等ドイツとうおと名高なだか國々くに/″\名所めいしよ古跡こせき遍歴へんれきして
甲府こうふを一とおり遍歴へんれきした宮内は、これから道を東にとって、武蔵むさしの国へはいるつもり。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかしこの遍路は一生こうして諸国を遍歴へんれきしてどこの国で果てるか分からぬというのではなかった。
遍路 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
時にはまた、巌流の萩之小路はぎのこうじの屋敷をたずねる遍歴へんれきの武芸者が、
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
カトリックに通い、あんまを習い、すべての遍歴へんれきは年月の底にうもれて
原爆詩集 (新字新仮名) / 峠三吉(著)
かくて、爾後じご永年にわたる孔子の遍歴へんれきが始まる。
弟子 (新字新仮名) / 中島敦(著)
さて、五年に近い遍歴へんれきの間、同じ容態に違った処方をする多くの医者たちの間を往復するような愚かさを繰返したのち、悟浄ごじょうは結局自分が少しも賢くなっていないことを見いだした。
悟浄出世 (新字新仮名) / 中島敦(著)
抜身ぬきみをひっさげて、苦しんでいる人なら、誰でも助けたりかばったりしながら、諸国を遍歴へんれきしただろうになア。この子は困っている人達を見ると、いつでも戦いたくなるのだから。」
罪ならず、恋の風流ふうりう遍歴へんれきに、
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
そうして、勇敢にして天真爛漫てんしんらんまん聖天大聖せいてんたいせい孫悟空そんごくうや、怠惰たいだな楽天家、天蓬元帥てんぽうげんすい猪悟能ちょごのうとともに、新しい遍歴へんれきの途に上ることとなった。
悟浄出世 (新字新仮名) / 中島敦(著)
それからオクタンの子孫というのが、あの戸倉八十丸とぐらやそまるじゃ。ヘザールの子孫もオクタンの子孫も、宝をさがして東洋の国々を遍歴へんれきしているうちに、代々東洋人と結婚したから、しだいに東洋人の血がくなっていったのじゃ。
少年探偵長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「離してやる。……だが、正直な返答をせぬうちは、ここは出さぬぞ。まだ、急な事ではないが、十兵衛はやがて諸国遍歴へんれきに出て、短くとも、ここ五、六年は帰らぬ身じゃ。そちさえ嫌でなければ、百年ももとせの誓いをして立ちたい。また、いやなものならば——ぜひもないが」
柳生月影抄 (新字新仮名) / 吉川英治(著)