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草刈
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くさかり
ふりがな文庫
“
草刈
(
くさかり
)” の例文
暁に先立つて
草刈
(
くさかり
)
に行く農夫の一人二人がそれを見つけて、村役場へ届ける。村役場では
人足
(
にんそく
)
を出して堤防の修理をする。
念珠集
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
近づくと足を吸はれるので、いましめ合つて
行
(
ゆ
)
かなかつた。すい/\と小さな草は茂つても
土刈馬方
(
つちかりうまかた
)
が寄りつかない位だから、
草刈
(
くさかり
)
も入らなかつた。
筑波ねのほとり
(旧字旧仮名)
/
横瀬夜雨
(著)
彼
(
かれ
)
は
他人
(
たにん
)
に
傭
(
やと
)
はれて
居
(
ゐ
)
ながら、
草刈
(
くさかり
)
にでも
出
(
で
)
る
時
(
とき
)
は
手拭
(
てぬぐひ
)
と
紺
(
こん
)
の
單衣
(
ひとへもの
)
と三
尺帶
(
じやくおび
)
とを
風呂敷
(
ふろしき
)
に
包
(
つゝ
)
んで
馬
(
うま
)
の
荷鞍
(
にぐら
)
に
括
(
くゝ
)
つた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
既
(
も
)
う
大丈夫
(
だいじやうぶ
)
だといふ
所
(
ところ
)
で、
望生
(
ぼうせい
)
に一
體
(
たい
)
如何
(
どう
)
したのかと
問
(
と
)
うて
見
(
み
)
ると、
草刈
(
くさかり
)
の
中
(
なが
)
に、
子供
(
こども
)
が
居
(
ゐ
)
て、
去年
(
きよねん
)
の
暮
(
くれ
)
、
此處
(
こゝ
)
へ
大穴
(
おほあな
)
を
開
(
あ
)
けたのは、
此人達
(
このひとたち
)
だと
告
(
つ
)
げた
爲
(
ため
)
に、いくらお
前達
(
まへたち
)
が
猫
(
ねこ
)
を
冠
(
かぶ
)
つても
駄目
(
だめ
)
だと
探検実記 地中の秘密:07 末吉の貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
草刈
(
くさかり
)
、
水汲
(
みずくみ
)
いたします。お
傍
(
そば
)
にいとう存じます。
多神教
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
其
(
そ
)
の
時
(
とき
)
は
彼等
(
かれら
)
は
窮迫
(
きうはく
)
の
極度
(
きよくど
)
に
達
(
たつ
)
して
居
(
ゐ
)
たので
其
(
そ
)
の
胎兒
(
たいじ
)
は
死
(
し
)
んだお
袋
(
ふくろ
)
の
手
(
て
)
で七月
目
(
め
)
に
墮胎
(
だたい
)
して
畢
(
しま
)
つた。それはまだ
秋
(
あき
)
の
暑
(
あつ
)
い
頃
(
ころ
)
であつた。
強健
(
きやうけん
)
なお
品
(
しな
)
は四五
日
(
にち
)
經
(
た
)
つと
林
(
はやし
)
の
中
(
なか
)
で
草刈
(
くさかり
)
をして
居
(
ゐ
)
た。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
初
(
はじめ
)
は
朝
(
あさ
)
まだきに
馬
(
うま
)
の
秣
(
まぐさ
)
の一
籠
(
かご
)
を
刈
(
か
)
るに
過
(
すぎ
)
ないけれど、
燬
(
や
)
くやうな
日
(
ひ
)
のもとに
畑
(
はた
)
も
漸
(
やうや
)
く
極
(
きまり
)
がついて
村落
(
むら
)
の
凡
(
すべ
)
てが
皆
(
みな
)
草刈
(
くさかり
)
に
心
(
こゝろ
)
を
注
(
そゝ
)
ぐ
樣
(
やう
)
に
成
(
な
)
れば、
若
(
わか
)
い
同志
(
どうし
)
が
相
(
あひ
)
誘
(
さそ
)
うては
遠
(
とほ
)
く
林
(
はやし
)
の
小徑
(
こみち
)
を
分
(
わけ
)
て
行
(
ゆ
)
く。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
草
常用漢字
小1
部首:⾋
9画
刈
常用漢字
中学
部首:⼑
4画
“草刈”で始まる語句
草刈籠
草刈鎌
草刈女
草刈童
草刈連
草刈豊太郎