“くさかり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
草刈55.6%
草苅44.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かれ他人たにんやとはれてながら、草刈くさかりにでもとき手拭てぬぐひこん單衣ひとへものと三尺帶じやくおびとを風呂敷ふろしきつゝんでうま荷鞍にぐらくゝつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
大丈夫だいじやうぶだといふところで、望生ぼうせいに一たい如何どうしたのかとうてると、草刈くさかりながに、子供こどもて、去年きよねんくれ此處こゝ大穴おほあなけたのは、此人達このひとたちだとげたために、いくらお前達まへたちねこかぶつても駄目だめだと
木樵きこり草苅くさかり狩人かりうどの群が、解しかつ信じていた空想は粗野であった。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
それは草苅くさかりの少年でした。少年は毎日山小屋の近くへ草苅くさかりに来ました。そしてお昼のべんたうは、山小屋の炉で爺と一緒に食べました。爺はじぶんの子か孫のやうにして、この少年を可愛がりました。
天童 (新字旧仮名) / 土田耕平(著)