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『天童』
ふりがな文庫
『
天童
(
てんどう
)
』
はげしい雨風の夜であります。山小屋の爺は、早く雨戸を立てゝ藁布団の中へもぐりこみました。枕もとには、うす暗い置ランプがともつてゐます。時をり戸のすき間から風が吹きこんで来て、ランプの灯はゆら/\と動きます。爺は寝床の中から細い象のやうな目つ …
著者
土田耕平
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「童話」コドモ社、1923(大正13)年9月
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約5分(500文字/分)
朗読目安時間
約7分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
頬
(
ほほ
)
観音
(
くわんのん
)
殺
(
あや
)
爺
(
ぢい
)
恐
(
こは
)
一寸
(
ちよつと
)
灯
(
ひ
)
髯
(
ひげ
)
駈
(
か
)
隙
(
すき
)
誰
(
たれ
)
薪
(
まき
)
草苅
(
くさかり
)
眺
(
なが
)
白髪
(
しらが
)
枕
(
まくら
)
忽
(
たちま
)
天童
(
てんどう
)
壺
(
つぼ
)
吊
(
つ
)
凪
(
な
)
傍
(
そば
)
伐
(
き
)
一色
(
ひといろ
)