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泣
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ない
ふりがな文庫
“
泣
(
ない
)” の例文
索搜
(
たづね
)
密々
(
こつそり
)
呼出
(
よびだ
)
し千太郎に小夜衣よりの
言傳
(
ことづて
)
を
委
(
くは
)
しく語りおいらんは明ても
暮
(
くれ
)
ても若旦那の事のみ云れて此頃は
泣
(
ない
)
てばつかり居らるゝを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
始終子供に
斗
(
ばか
)
り
掛
(
かか
)
っていれば生活が出来ないから、
拠無
(
よんどころな
)
くこの
児
(
こ
)
を
寐
(
ね
)
かしつけ、
泣
(
ない
)
たらこれを与えてくれと、おもゆを
拵
(
こしら
)
えて隣家の女房に頼み
枯尾花
(新字新仮名)
/
関根黙庵
(著)
喧嘩をしなければ怪我もしない、友達と喧嘩をして
泣
(
ない
)
て家に
帰
(
かえっ
)
て
阿母
(
おっか
)
さんに
言告
(
いいつ
)
けると云うようなことは
唯
(
ただ
)
の一度もない。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
籠
(
かご
)
の
鳥
(
とり
)
も
同
(
おな
)
じこと
風呂屋
(
ふろや
)
に
行
(
ゆ
)
くも
稽古
(
けいこ
)
ごとも
一人
(
ひとり
)
あるきゆるされねば
御目
(
おめ
)
にかゝる
折
(
をり
)
もなく
文
(
ふみ
)
あげたけれど
御住所
(
おところ
)
誰
(
たれ
)
に
問
(
と
)
ひもならず
心
(
こゝろ
)
にばかり
泣
(
ない
)
て
泣
(
ない
)
て
居
(
を
)
りましたを
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
ひるの
中
(
うち
)
は
頻
(
しき
)
りに
寐反
(
ねがえ
)
りを打って、シクシク
泣
(
ない
)
ていたのが、夜に
入
(
い
)
ってから少しウツウツしたと思って、フト眼を
覚
(
さま
)
すと、僕の枕元近く奥さまが来ていらっしゃって
忘れ形見
(新字新仮名)
/
若松賤子
(著)
▼ もっと見る
けれどもマリちゃんはじっと
坐
(
すわ
)
って、
泣
(
ない
)
ていました。すると
鳥
(
とり
)
が
飛
(
と
)
んで
来
(
き
)
て、
家根
(
やね
)
の
上
(
うえ
)
へ
棲
(
とま
)
った。
杜松の樹
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
などと云つて、僕の手を執つて、何度か
接吻
(
キツス
)
したりするんだぜ。そして君、ぴつたり凭せてゐるその柔かい肩の肉から、
泣
(
ない
)
じやくりが僕の體に傳はつてくる氣持なんてないんだ。
S中尉の話
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
おぢさん「
泣
(
ない
)
てるんぢやない、うれしくて
歌
(
うた
)
つてるんです。ほらあの
雄
(
をす
)
の
鶴
(
つる
)
がカアつていうとすぐ
雌
(
めす
)
の
鶴
(
つる
)
がカアカアつていうだろう。そら、ね。カア、カアカア、カア、カアカアつてね」
コドモノスケッチ帖:動物園にて
(新字旧仮名)
/
竹久夢二
(著)
と金を貰ってしくしく
泣
(
ない
)
て居りました、此の
為体
(
ていたらく
)
を見て一座の男が
政談月の鏡
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
私は
之
(
これ
)
を見ても
側
(
そば
)
から
独
(
ひと
)
り立腹して
泣
(
ない
)
たことがある。馬鹿々々しい、こんな処に誰が居るものか、
如何
(
どう
)
したって
是
(
こ
)
れはモウ出るより
外
(
ほか
)
に
仕様
(
しよう
)
がないと、
始終
(
しじゅう
)
心の中に思て居ました。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
とうさま、あのお金を取りあげておしまひなすつたつて、
泣
(
ない
)
てるんぢや
有
(
あり
)
ませんよ。
黄金機会
(新字旧仮名)
/
若松賤子
(著)
飮
(
のま
)
せる者もなく
嘸
(
さぞ
)
や
泣
(
ない
)
て居る
成
(
なら
)
ん吾助殿能思案は候はずやと
涙
(
なみだ
)
ながらに物語るを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
留守中一回も
泣
(
ない
)
た事が無く、しかも
肥太
(
こえふと
)
りて丈夫に育つ事、あまりに不思議と、我も思えば人も思い、
段々
(
だんだん
)
噂が高くなり、
遂
(
つい
)
には母の亡霊
来
(
きた
)
りて、乳を
呑
(
のま
)
すのだと云うこと、大評判となり家主より
枯尾花
(新字新仮名)
/
関根黙庵
(著)
とワイ/\
泣
(
ない
)
て居ったのは
然
(
さ
)
もあるべき事でございます。
政談月の鏡
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
それでは何を
泣
(
ない
)
て居るのだ?
黄金機会
(新字旧仮名)
/
若松賤子
(著)
泣
常用漢字
小4
部首:⽔
8画
“泣”を含む語句
涕泣
泣々
泣面
啜泣
泣出
泣吃逆
号泣
泣声
泣伏
泣顏
男泣
空泣
泣付
感泣
泣腫
泣叫
泣音
夜泣
泣訴
泣聲
...