“泣付”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なきつ50.0%
なきつい25.0%
なきつか25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その言葉をきいた人がこの藩中に在るかドウか、御家老以下の役人に聞て見るがい。厚かましく親切をつくして、厚かましく泣付なきつくと云うことは、自分の性質において出来ない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
その時はこねくられたとも何とも、進退きわまり大騒ぎになって、れから玉造たまつくりの与力に少し由縁ゆかりを得て、ソレに泣付なきつい内済ないさいたのんで、ヤット無事に収まった。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
つとめ居たるに思はぬ人に思はれてやぶからぼうの身受の相だん其所そこで彼めも途方とはうくれ此相談を止にして若旦那の方へやつくれ泣付なきつか愚老ぐらうも不便と存ずればどうがなしてたくは思へども何を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)