“泣訴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きゅうそ83.3%
きふそ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
背に腹はかえられぬと、ついに、危険なる思想的侵略主義の国へ泣訴きゅうそして、その援助を乞うという苦しまぎれの下策に出たのであった。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「やつめ、宿老に泣訴きゅうそし、殿のお袖にすがりおった」
つぎ午餐過ひるすぎ卯平うへい使つかひともにのつそりと長大ちやうだい躯幹からだおもて戸口とぐちはこばせた。かれしきゐまたぐとともに、そのときはもうたゞいたい/\というて泣訴きふそして病人びやうにんこゑいた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)