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ふりがな文庫
“
小使
(
こづか
)” の例文
「
小使
(
こづか
)
いさんが、おろしなさったでしょう。」と、おかあさんが、いわれたので、
勇吉
(
ゆうきち
)
は
安心
(
あんしん
)
して、また
床
(
とこ
)
にはいって
眠
(
ねむ
)
りました。
心は大空を泳ぐ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
木
(
き
)
が
弱
(
よわ
)
ったと
知
(
し
)
ると、
学校
(
がっこう
)
じゅうは、たいへんなものでした。
先生
(
せんせい
)
も、
生徒
(
せいと
)
も、
小使
(
こづか
)
いもみんな
桜
(
さくら
)
の
木
(
き
)
の
身
(
み
)
の
上
(
うえ
)
を
心配
(
しんぱい
)
しました。
学校の桜の木
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
彼
(
かれ
)
は、この
小学校
(
しょうがっこう
)
を
卒業
(
そつぎょう
)
したのだけれど、
家
(
いえ
)
が
貧
(
まず
)
しくて、その
上
(
うえ
)
の
学校
(
がっこう
)
へは、もとより
上
(
あ
)
がることができなく、
小使
(
こづか
)
いに
雇
(
やと
)
われたのでした。
空晴れて
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
万
(
まん
)
は
正直
(
しょうじき
)
な、うらおもてのない
人間
(
にんげん
)
として、
村
(
むら
)
の
人々
(
ひとびと
)
から
愛
(
あい
)
されていました。
小学校
(
しょうがっこう
)
を
終
(
お
)
えると、じきに
役場
(
やくば
)
へ
小使
(
こづか
)
いとしてやとわれました。
万の死
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
こう
考
(
かんが
)
えると、もらったお
小使
(
こづか
)
いがふところにあったのですぐさま、
停車場
(
ていしゃば
)
へかけつけました。ちょうど、
北
(
きた
)
へゆく
汽車
(
きしゃ
)
があって、それにのりました。
真吉とお母さん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
しかし、
小使
(
こづか
)
いさんが、わすれたのか、こいのぼりは
一晩
(
ひとばん
)
じゅう、
雨風
(
あめかぜ
)
にさらされたとみえます。そして、
半分
(
はんぶん
)
ぬれながらも、あらしに
負
(
ま
)
けず、
元気
(
げんき
)
でした。
心は大空を泳ぐ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
その
夜
(
よ
)
、
小使
(
こづか
)
い
室
(
しつ
)
の
障子
(
しょうじ
)
の
破
(
やぶ
)
れから、
冷
(
つめ
)
たい
風
(
かぜ
)
が
吹
(
ふ
)
き
込
(
こ
)
んできました。
賢
(
けん
)
一は
常
(
つね
)
のごとくまくらに
頭
(
あたま
)
をつけたけれど、ぐっすりとすぐに
眠
(
ねむ
)
りに
陥
(
おちい
)
ることができなかった。
空晴れて
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
信吉
(
しんきち
)
は、うんと
叔父
(
おじ
)
さんの
手助
(
てだす
)
けをして、お
小使
(
こづか
)
いをもらったら、
自分
(
じぶん
)
のためでなく、
妹
(
いもうと
)
になにかほしいものを
買
(
か
)
ってやって、
喜
(
よろこ
)
ばせてやろうと
思
(
おも
)
っているほど、
信吉
(
しんきち
)
は
銀河の下の町
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
彼
(
かれ
)
は、このあいだお
父
(
とう
)
さんから、お
小使
(
こづか
)
いをもらったのを
大事
(
だいじ
)
にしておけばよかったと
後悔
(
こうかい
)
したのです。バッチンをしたり、
花火
(
はなび
)
を
買
(
か
)
ったりして、みんな
使
(
つか
)
ってしまったのでした。
真昼のお化け
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
先生
(
せんせい
)
は
小使
(
こづか
)
い
室
(
しつ
)
へ
用事
(
ようじ
)
があるので、
教員室
(
きょういんしつ
)
を
出
(
で
)
て、ちょうど
通
(
とお
)
りかかったのでした。
眼鏡
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「おい、だれか、
棒
(
ぼう
)
を
持
(
も
)
ってきてくれよ。」と、
叫
(
さけ
)
びました。
孝吉
(
こうきち
)
はすぐ
走
(
はし
)
っていって、
小使
(
こづか
)
い
室
(
しつ
)
のそばに
立
(
た
)
てかけてあった
竹
(
たけ
)
ざおを
持
(
も
)
ってくると、
小田
(
おだ
)
は、それを
木
(
き
)
の
上
(
うえ
)
から
受
(
う
)
け
取
(
と
)
って
すずめの巣
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
おしずも、いちばんいい
着物
(
きもの
)
に
被換
(
きか
)
えて、お
小使
(
こづか
)
い
銭
(
せん
)
をもらって、
坊
(
ぼっ
)
ちゃんをつれて、
外
(
そと
)
へ
出
(
で
)
ました。けれど、
彼女
(
かのじょ
)
ばかりは、こんなときに、かえって、なんとなくさびしそうでありました。
愛は不思議なもの
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「あすこへは
上
(
あ
)
がれませんね。しかたがないから、
物置
(
ものおき
)
の
軒下
(
のきした
)
へでも
小使
(
こづか
)
いさんに
頼
(
たの
)
んで
入
(
い
)
れてもらうのだ。そうすれば、
親
(
おや
)
すずめがきて、
世話
(
せわ
)
をするでしょう。」と、
先生
(
せんせい
)
は、おっしゃいました。
眼鏡
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「それでいいなら、
私
(
わたし
)
が、
小使
(
こづか
)
いさんに
頼
(
たの
)
んであげるから。」
眼鏡
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
使
常用漢字
小3
部首:⼈
8画
“小使”で始まる語句
小使溜
小使銭
小使部屋
小使室
小使娘