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喫
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あが
ふりがな文庫
“
喫
(
あが
)” の例文
ハツ/\
何
(
ど
)
うも
御親切
(
ごしんせつ
)
に
有難
(
ありがた
)
う
存
(
ぞん
)
じます、
何卒
(
どうか
)
貴方
(
あなた
)
お
宅
(
たく
)
へ
帰
(
かへ
)
つて
下
(
くだ
)
さいまし。金「
帰
(
かへ
)
らんでも
宜
(
い
)
いからお
喫
(
あが
)
りな、
私
(
わつし
)
の見て
居
(
ゐ
)
る
前
(
めえ
)
で。 ...
黄金餅
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
で法王がお
喫
(
あが
)
りになる肉類はここから供給されますので、日々に法王だけの膳に供えるためにお用いになる羊が七疋ずつなんです。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
ああ、そう、早瀬さん、
沢山
(
たんと
)
喫
(
あが
)
って頂戴、お煙草。
露西亜
(
ロシヤ
)
巻だって、貰ったんだけれど、島山(夫を云う)はちっとも
喫
(
の
)
みませんから……
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「そのお長屋の戸棚のなかに若殿様は隠れておいでの筈です。三度の
喫
(
あが
)
り物は、提重のお安という女が重箱に忍ばせて、外から毎日運んでいるそうです」
半七捕物帳:11 朝顔屋敷
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「風早さん、何んですな。」と若い職員は、窓を離れて、
煖爐
(
ストーブ
)
の方へ歩寄りながら、「近頃は例の、貴方の血の
糧
(
かて
)
だとか
有仰
(
おツしや
)
つた
林檎
(
りんご
)
を
喫
(
あが
)
らんやうですな。」
解剖室
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
▼ もっと見る
「ほんとに、お前さんは臆病だよ」女房は笑うのを
廃
(
よ
)
して真顔になり、「さ、
御飯
(
ごはん
)
を早くお
喫
(
あが
)
りよ」
黄灯
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
「さア
旦
(
だん
)
さん、一つお
喫
(
あが
)
りやしとくれやす。」と
恭
(
うや/\
)
しく盃を進めた。
天満宮
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
何時
(
いつ
)
でも
母親
(
おふくろ
)
が旨いものを拵えてくれて、肴は
沢山
(
たんと
)
はないが、
此方
(
こちら
)
はこちらで勝手に遣ります、
其方
(
そちら
)
はそちらで勝手にお
喫
(
あが
)
りなさい
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
ところが先生らの手には死骸の肉や
骨砕
(
ほねくず
)
や脳味噌などが沢山ついて居るけれども、一向平気なもので「さあお茶を
喫
(
あが
)
れ、
麦焦
(
むぎこが
)
しを
喫
(
あが
)
れ」
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
寝しなにしますか、それとも
颯
(
さっ
)
と流してから
喫
(
あが
)
りますか。どちらでも、もう沸いてるわ。そして、泊るんですよ。
可
(
よ
)
くって
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「いゝえ、反抗は致しません。女に反抗する力なんかあツて
耐
(
たま
)
るものですか。」と
澄
(
す
)
ましきツて
謂
(
い
)
ツて、「時にもうお
午
(
ひる
)
でございませうから、御飯をお
喫
(
あが
)
りなすツては?………」
青い顔
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
何
(
ど
)
うしたい。源「ハツ/\。金「おゝ/\お湯も
何
(
なに
)
も
飜
(
こぼ
)
れて
大変
(
たいへん
)
だ。源「ド
何卒
(
どうぞ
)
お湯をもう一杯下さい。金「サお
喫
(
あが
)
り。源「へい
有難
(
ありがた
)
う。 ...
黄金餅
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
で、申しますには「
此器
(
これ
)
はごく
清浄
(
しょうじょう
)
です。夜前あなたが
喫
(
あが
)
ったのですから」と言ってバタ
滓
(
かす
)
の茶碗の縁に付いてあるのをそのまま
侑
(
すす
)
めるのです。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
湯は
沸
(
たぎ
)
らせましたが——いや、どの
小児衆
(
こどもしゅ
)
も性急で、渇かし切ってござって、
突然
(
いきなり
)
がぶりと
喫
(
あが
)
りまするで、気を着けて進ぜませぬと、直きに
火傷
(
やけど
)
を。
朱日記
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
婆「左様さ、大概お昼を
喫
(
あが
)
ってから出て参りますが、
彼
(
あれ
)
でも
未刻過
(
やつすぎ
)
ぐらいにはまいりましょうか、それとも早く来ますかも知れませんよ」
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「遠慮なしにお
喫
(
あが
)
り、お喫り。上げようか、巻いたんでよけりゃ。」
縁結び
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
これ/\
膳
(
ぜん
)
を
持
(
も
)
つて
来
(
き
)
な……お
汁
(
しる
)
を
熱
(
あつ
)
くして
遣
(
や
)
るが
宜
(
い
)
い……さア/\お
喫
(
た
)
べ/\
剰余物
(
あまりもの
)
ではあるが、
此品
(
これ
)
は
八百膳
(
やほぜん
)
の
料理
(
れうり
)
だから、そんなに
不味
(
まづ
)
いことはない、お
喫
(
あが
)
り/\。
大仏餅。袴着の祝。新まへの盲目乞食
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
お
喫
(
あが
)
りなさい
何
(
ど
)
う云う様子だ、
容体
(
ようだい
)
を云いなさい、えゝ、何か云うとお前は下を
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
文「何う致しまして、これは心計りですが、亥太郎さんも御気性だから
健
(
すこや
)
かで
速
(
すみやか
)
に御出牢になりましょうが、それまでの助けにもなるまいが、
真
(
ほん
)
の土産のしるしに上げますから、何か
温
(
あったか
)
い物でも買って
喫
(
あが
)
って下さい」
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
女「誠に失敬ですが、何うぞお
喫
(
あが
)
り下さいまし」
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
賤「はい、さア、まア一服お
喫
(
あが
)
りなさいよ」
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
惣「お
腹
(
なか
)
が
空
(
す
)
いたろう、サア御膳をお
喫
(
あが
)
り」
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
金「マお茶をお
喫
(
あが
)
んなさい」
政談月の鏡
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
女「さア此のお
肴
(
とゝ
)
をお
喫
(
あが
)
り」
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
あ「さアお
喫
(
あが
)
りよ」
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
喫
常用漢字
中学
部首:⼝
12画
“喫”を含む語句
喫驚
喫茶店
喫煙室
喫飯
喫了
黄泉戸喫
喫茶
一喫
喫茶室
満喫
喫烟
滿喫
召喫
喫煙珈琲店
喫掛
喫茶館
喫付
飲喫
面喫
着衣喫飯
...