名案めいあん)” の例文
彼此かれこれ種々いろ/\すぐれた簡便かんべん方法はうはふかんがへてはたものゝ、たゞ厄介やくかいことにはうしてれを實行じつこうすべきかと名案めいあんたなかつたことです。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
名案めいあんですな。ハルステッド刑務所けいむしょ看守かんしゅたちが知ってる男に、警察犬けいさつけんっておる男がいるそうですから、さっそく手配てはいしましょう」
眞個まつたくむづかしい問題である。周三が腦味噌のうみそ壓搾あつさくするのも無理は無い。幾ら壓搾したと謂ツて、決して彼の期待するやうな名案めいあんは出て來はしない。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
で、すぐに、それをしとる方法をしはじめたが、昌仙にも名案めいあんがなくなかなかそうだんがまとまらない。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
名案めいあんはないかな——こゝへ、下町したまちねえさんで、つい此間このあひだまで、震災しんさいのためにげてた……元來ぐわんらい靜岡しづをかには親戚しんせきがあつて、あきらかな、いき軍師ぐんしあらはれた。
雨ふり (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
四十年来の閲歴えつれき聞人達もんじんたち気風きふう呑込のみこみたれば、たゞ諸名家しよめいか御休息所ごきうそくじよを作り、御褒美ごほうびにはうめぽんづゝうゑくだされと、かね卑劣ひれついでざる名案めいあんうめぽん寄附主きふぬし
隅田の春 (新字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
平助はいろいろ考えていましたが、ふと名案めいあんが浮かんできました。村の側を流れてる川が海にそそごうという川口のそばに、大きな入江いりえがありまして、深い深い沼を作っていました。
正覚坊 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
村の人たちは、なるほど、これは名案めいあんだと思いました。これなら、ちっとも、お金がいりません。それに、あの、だれだかわけのわからない銅像どうぞうなんか、なくなったほうがいいのでした。
丘の銅像 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
名案めいあんだ!」一同は賛成さんせいした。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
「これは、名案めいあんだ。」
ねずみの冒険 (新字新仮名) / 小川未明(著)
名案めいあんはないかな、とごとあんずると……あゝ、いまにして思當おもひあたつた。人間にんげん朝起あさおきをしなけりや不可いけない。
雨ふり (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
こうしてやったらきっとまるだろうという、竹童ちくどう必死ひっし名案めいあん、はたせるかなわしもおどろいたさまで、糸目のくるったたこのようにクルクルッとめぐりまわりだした。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
幾ら考へても、何時もまとまりの付いたためしは無いが、それでも頭のそこの方に何か名案めいあんひそむでゐるやうに思はれるので、何うにかして其の考へを引ツ張り出さうとする………雖然出ない。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
「ご名案めいあん心得こころえました」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)