“めいあん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
名案47.6%
明暗33.3%
冥暗4.8%
冥闇4.8%
名庵4.8%
明庵4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
名案めいあんですな。ハルステッド刑務所けいむしょ看守かんしゅたちが知ってる男に、警察犬けいさつけんっておる男がいるそうですから、さっそく手配てはいしましょう」
しかも、その暗記あんき仕方しかたといふのが、日光につくわうなかで、つぎくもつぎ夕方ゆふがたつぎ電燈でんとう結局けつきよく最後さいご蝋燭らふそくひかりなかでといふふう明暗めいあん順序じゆんじよつてらしながら研究けんきう暗記あんき
麻雀を語る (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
しこうして朝廷の議も、諸侯の論も、みなの智勇弁力の徒が、その間に周旋しゅうせん煽揚したるに外ならず。ここにおいてか政権は沈黙の中に受授せられたり、社会は冥暗めいあんの中に革命せられたり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
察するにこれは、孔明のよくなす八もん遁甲とんこうの一法、六甲天書りっこうてんしょのうちにいう縮地しゅくちの法を用いたものであろう。悪くすると冥闇めいあん必殺の危地へ誘いこまれ、全滅の憂き目にあうやも測り難い。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「それでもたいした怪我はしていないようです、息もすぐ吹返しましたし、別に血の出ているところもありませんから」南村にいる名庵めいあんという医者にはすぐ知らせて来た
日本婦道記:二十三年 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
自分の作句が活字となって現われたのは実にこの『俳諧』を以て初めとする。そうして我らの句と共に並べられた名前に鳴雪めいせつ非風ひふう飄亭ひょうてい古白こはく明庵めいあん五洲ごしゅう可全かぜんらの名前があった。
子規居士と余 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)