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其跡
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そのあと
ふりがな文庫
“
其跡
(
そのあと
)” の例文
其跡
(
そのあと
)
へ
入違
(
いれちが
)
つて
来
(
き
)
たのは、
織色
(
おりいろ
)
の
羽織
(
はおり
)
、
結城博多
(
ゆうきはかた
)
の五
本手
(
ほんて
)
の
衣服
(
きもの
)
に
茶博多
(
ちやはかた
)
の
帯
(
おび
)
を
締
(
し
)
めました人物、年齢四十五六になる
品
(
ひん
)
の
好
(
よ
)
い
男
(
をとこ
)
。客
世辞屋
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
人
(
ひと
)
と
人
(
ひと
)
との
間
(
あひだ
)
に
少
(
すこ
)
しでも
隙間
(
すきま
)
が
出来
(
でき
)
ると
見
(
み
)
ると
歩
(
ある
)
いてゐるものがすぐ
其跡
(
そのあと
)
に
割込
(
わりこ
)
んで
河水
(
かはみづ
)
の
流
(
なが
)
れと、それに
映
(
うつ
)
る
灯影
(
ほかげ
)
を
眺
(
なが
)
めるのである。
吾妻橋
(新字旧仮名)
/
永井荷風
、
永井壮吉
(著)
一
反
(
たん
)
以上
(
いじやう
)
貝
(
かひ
)
を
掘
(
ほ
)
り
取
(
と
)
つて
運
(
はこ
)
び
出
(
だ
)
してある。
其跡
(
そのあと
)
からは
清水
(
しみづ
)
が
湧出
(
ゆうしゆつ
)
して、
直
(
たゞ
)
ちに
田
(
た
)
に
入
(
い
)
る
程
(
ほど
)
低
(
ひく
)
くなつて
居
(
ゐ
)
る。
此所
(
こゝ
)
に
貝塚
(
かひづか
)
があらうとは、
今日
(
けふ
)
まで
知
(
し
)
らなかつた。
探検実記 地中の秘密:06 疑問の加瀬貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
と
思
(
おも
)
へども、
晴
(
は
)
れぬ
不審
(
ふしん
)
は
疑
(
うたが
)
ひの
雲
(
くも
)
に
成
(
な
)
りて、
唯
(
たゞ
)
一ト
棹
(
さほ
)
の
箪笥
(
たんす
)
の
引出
(
ひきだ
)
しより、
柳行李
(
やなぎこり
)
の
低
(
そこ
)
はかと
無
(
な
)
く
調
(
しら
)
べて、もし
其跡
(
そのあと
)
の
見
(
み
)
ゆるかと
探
(
さ
)
ぐるに、
塵
(
ちり
)
一はしの
置塲
(
おきば
)
も
變
(
かわ
)
らず
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
うら
若
(
わか
)
き
戀情
(
れんじゃう
)
が
其跡
(
そのあと
)
を
襲
(
つ
)
ぐべく
起出
(
おきい
)
づる。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
▼ もっと見る
斯
(
か
)
くして
嶺千鳥窪
(
みねちどりくぼ
)
の
遺跡
(
ゐせき
)
は、
各部面
(
かくぶめん
)
に
大穴
(
おほあな
)
を
穿
(
うが
)
ち
散
(
ち
)
らした。
今
(
いま
)
でも
其跡
(
そのあと
)
は
生々
(
なま/\
)
しく
殘
(
のこ
)
つて
居
(
ゐ
)
る。
探検実記 地中の秘密:03 嶺の千鳥窪
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
文中「ひき移り」を「しき移り」となし、「ひる前」を「しる前」に書き誤っているのは東京下町言葉の
訛
(
なま
)
りである。竹屋の渡しも今は
枕橋
(
まくらばし
)
の
渡
(
わたし
)
と共に廃せられて
其跡
(
そのあと
)
もない。
濹東綺譚
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
其
漢検準1級
部首:⼋
8画
跡
常用漢字
中学
部首:⾜
13画
“其”で始まる語句
其
其処
其方
其處
其様
其許
其奴
其所
其儘
其後