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價値
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ねうち
ふりがな文庫
“
價値
(
ねうち
)” の例文
新字:
価値
そしてセント・ジョンにとつては、あれ位の金額があれば世のためになる事業をすることも出來る位に
價値
(
ねうち
)
があつたんですけど。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
是故に己が
價値
(
ねうち
)
によりていと重くいかなる
天秤
(
はかり
)
をも
引下
(
ひきさ
)
ぐる物にありては、他の
費
(
つひえ
)
をもて
償
(
つぐな
)
ふことをえざるなり 六一—六三
神曲:03 天堂
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
惡氣を有つてゐなくつても、内海のために、夫としての自分の
價値
(
ねうち
)
が妻の心に低くされてゐることを馬越は疑はなかつた。
仮面
(旧字旧仮名)
/
正宗白鳥
(著)
何んだ? 何んだツて、俺は此樣なことを考へる……人間は智識の他に何も意味も無い
價値
(
ねうち
)
も無い動物ぢやないか。
解剖室
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
いかにも實地を歌つたやうに聞えて、みんなも一入感心いたす。おなじ歌でも斯うして世に出せば十段も
價値
(
ねうち
)
があがつて、人の信仰も又格別といふもの。
能因法師
(旧字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
▼ もっと見る
はゞかりながら
御鼻
(
おんばな
)
の
下
(
した
)
なが/\と
見
(
み
)
えさせ
玉
(
たま
)
へば、そんじよ
其處
(
そこ
)
らに
夫
(
そ
)
れ
大
(
たい
)
した
御男子樣
(
ごなんしさま
)
とて、
分厘
(
ふんりん
)
の
價値
(
ねうち
)
も
無
(
な
)
しと、
辻
(
つぢ
)
に
立
(
た
)
ちて
御慮外
(
ごりよぐわい
)
を
申
(
まをす
)
もありけり。
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
ヂュリ さア、
言
(
い
)
ふにせい、それは
背
(
せ
)
で
言
(
い
)
うてこそ
價値
(
ねうち
)
もあれ、
面
(
かほ
)
を
見合
(
みあ
)
せて
言
(
い
)
はうより。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
總別、役人ちうもんは上役に向ふと
價値
(
ねうち
)
のないもんぢやがのう。
太政官
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
愛を捧げて
價値
(
ねうち
)
あるものゝみをこそ愛しなば
海潮音
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
一生
(
いつしやう
)
を
箱入
(
はこい
)
りらしく
暮
(
く
)
らさせんとにや、さすれば
此歌
(
このうた
)
は
無心
(
むしん
)
に
書
(
か
)
きたるものにて
半文
(
はんもん
)
の
價値
(
ねうち
)
もあらず、
否
(
いな
)
この
優美
(
いうび
)
の
筆
(
ふで
)
のあとは
何
(
なん
)
としても
破廉耻
(
はれんち
)
の
人
(
ひと
)
にはあらじ
暁月夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
悉
(
こと/″\
)
く
聽
(
き
)
き、
悉
(
こと/″\
)
く
視
(
み
)
て、さて
後
(
のち
)
に
最
(
いっ
)
ち
價値
(
ねうち
)
のあるのを
取
(
と
)
らッしゃれ。
熟
(
とく
)
と
觀
(
み
)
らるゝと、
女
(
むすめ
)
も
其
(
その
)
一人
(
ひとり
)
として
數
(
かず
)
には
入
(
はひ
)
ってゐても、
勘定
(
かんぢゃう
)
には
入
(
はひ
)
らぬかも
知
(
し
)
れぬ。さゝ、一しょにござれ。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
あたしといふ女の本當の
價値
(
ねうち
)
を知らないあの人やあの人に見せてやりたいわ。
新婚旅行
(旧字旧仮名)
/
正宗白鳥
(著)
髮をすつかりよく
梳
(
と
)
かして、黒い
上衣
(
うはぎ
)
——まるでクェイカー教徒みたいだが、少くともきちんと合つてゐるといふだけの
價値
(
ねうち
)
はあつた——を着て、そして
清潔
(
きれい
)
な白いレースの襟をつけた時には、私は
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
此處
(
こヽ
)
一つに
美人
(
びじん
)
の
價値
(
ねうち
)
定
(
さだ
)
まるといふ
天然
(
てんねん
)
の
衣襟
(
えもん
)
つき、
襦袢
(
じゆばん
)
の
襟
(
えり
)
の
紫
(
むらさき
)
なる
時
(
とき
)
は
顏色
(
いろ
)
こと
更
(
さら
)
に
白
(
しろ
)
くみえ、
態
(
わざ
)
と
質素
(
じみ
)
なる
黒
(
くろ
)
ちりめんに
赤糸
(
あかいと
)
のこぼれ
梅
(
うめ
)
など
品
(
ひん
)
一層
(
いつそう
)
も
二層
(
にそう
)
もよし
暁月夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
かげに𢌞りては家の書生がと安々こなされて、御玄關番同樣にいはれる事馬鹿らしさの頂上なれば、これのみにても寄りつかれぬ
價値
(
ねうち
)
はたしかなるに、しかも此家の立はなれにくゝ
ゆく雲
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
かげに
廻
(
まわ
)
りては
家
(
うち
)
の
書生
(
しよせい
)
がと
安々
(
やす/\
)
こなされて、
御玄關番
(
おげんくわんばん
)
同樣
(
どうやう
)
にいはれる
事
(
こと
)
馬鹿
(
ばか
)
らしさの
頂上
(
てうじよう
)
なれば、これのみにても
寄
(
よ
)
りつかれぬ
價値
(
ねうち
)
はたしかなるに、しかも
此家
(
このや
)
の
立
(
たち
)
はなれにくゝ
ゆく雲
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
御顏のしまり何れも
緩
(
ゆ
)
るみて、はゞかりながら御鼻の下ながながと見えさせ給へば、そんじよ其處らに夫れ大した
御男子樣
(
ごなんしさま
)
とて、分厘の
價値
(
ねうち
)
も無しと、辻に立ちて御慮外を申もありけり。
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
價
部首:⼈
15画
値
常用漢字
小6
部首:⼈
10画
“價”で始まる語句
價
價格
價格札