曠野あらの
忘れぬる君はなかなかつらからで いままで生ける身をぞ恨むる 拾遺集 そのころ西の京の六条のほとりに中務大輔なにがしという人が住まっていた。昔気質の人で、世の中からは忘れられてしまったように、親譲りの、松の木のおおい、大きな屋形の、住み古した …
作品に特徴的な語句
かが あがら 一層ひとしお こば かみ はしため あき 貴重だいじ あば うべな わらわ 鍾愛いつく やみ 曠野あらの 悲歎なげき にく おれ たい こし 出来でき あきら にわ 寡黙むくち 空虚うつろ やつ 郡司ぐんじ 種々いろいろ すく むつ 野分のわき 築土ついじ すだれ まぎ 躊躇ちゅうちょ ほそ 詮方せんかた 花薄はなすすき 西にし むぐら きぬ くも よもぎ やぶ ふる よみがえ 蘇芳すおう 小袿こうちぎ 寝殿しんでん 宿直とのい なだ 妻戸つまど むこ 嗚咽おえつ 微醺びくん まま 俯伏うつぶ 余所よそ 伊予いよ 下衆げす 由縁ゆかり 生先おいさき 為方しかた 為合しあわ 火影ほかげ ようや 沁々しみじみ 比良ひら 畢竟ひっきょう 枯蘆かれあし 時雨しぐれ くじ 折敷おしき ものう おび
題名が同じ作品
曠野 (新字新仮名)小川未明 (著)