“蜘”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くも90.0%
ぐも10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
時々は馬鹿にした小鳥が白い糞をしかける。いたずらなくもめが糸で頸をしめる。時々は家のあるじが汗臭い帽子を裏返しにかぶせて日に曝らす。
地蔵尊 (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
時々は馬鹿にした小鳥が白い糞をしかける。いたずらなくもめが糸でくびをしめる。時々は家の主が汗臭い帽子を裏返しにかぶせて日にらす。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
為作は平ぐものようにしていた頭をちょっとあげて、左脇に並んで坐っている源吉の横顔を見た。
放生津物語 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)