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激烈
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げきれつ
ふりがな文庫
“
激烈
(
げきれつ
)” の例文
さうして
女房
(
にようばう
)
は
激烈
(
げきれつ
)
な
神經痛
(
しんけいつう
)
を
訴
(
うつた
)
へつゝ
死
(
し
)
んだ。
卯平
(
うへい
)
は
有繋
(
さすが
)
に
泣
(
な
)
いた。
葬式
(
さうしき
)
は
姻戚
(
みより
)
と
近所
(
きんじよ
)
とで
營
(
いとな
)
んだが、
卯平
(
うへい
)
も
漸
(
やつ
)
と
杖
(
つゑ
)
に
縋
(
すが
)
つて
行
(
い
)
つた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
又
(
また
)
此時
(
このとき
)
の
死人
(
しにん
)
は
首府
(
しゆふ
)
總人口
(
そうじんこう
)
の
三分
(
さんぶん
)
の
二
(
に
)
を
占
(
し
)
めたことも
記
(
しる
)
されてあるから、
地震
(
ぢしん
)
が
餘程
(
よほど
)
激烈
(
げきれつ
)
であつたことも
想像
(
そう/″\
)
される。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
其信心は何時から始まったか知らぬが、其夫が
激烈
(
げきれつ
)
な
脚気
(
かっけ
)
にかゝって已に
衝心
(
しょうしん
)
した時、彼女は
身命
(
しんめい
)
を
擲
(
なげう
)
って祈ったれば、神のお告に九年
余命
(
よめい
)
を
授
(
さず
)
くるとあった。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
手鎗
(
てやり
)
を
廻
(
まわ
)
したりして、
辛
(
からう
)
じて
其
(
その
)
危害
(
きがい
)
を
防
(
ふせ
)
いで
居
(
を
)
るが、それも
何時
(
いつ
)
まで
續
(
つゞ
)
く
事
(
こと
)
か、
夜
(
よ
)
が
更
(
ふ
)
けるに
從
(
したが
)
つて、
猛獸
(
まうじう
)
の
勢
(
いきほひ
)
は
益々
(
ます/\
)
激烈
(
げきれつ
)
になつて
來
(
き
)
た、かゝる
時
(
とき
)
には
盛
(
さか
)
んに
火
(
ひ
)
を
焚
(
た
)
くに
限
(
かぎ
)
ると
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
悍驁
(
かんがう
)
激烈
(
げきれつ
)
の人であつたが、いづれも惜福の工夫などには疎くて、みな多くは勝手元の不如意を來し、
度支
(
たくし
)
紊亂
(
ぶんらん
)
、自ら支ゆる能はざるに至つて、威衰へ家傾き、甚だしきは身を失ひ封を
褫
(
うば
)
はるゝに及び
努力論
(旧字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
▼ もっと見る
海外
(
かいがい
)
の
最
(
もつと
)
も
激烈
(
げきれつ
)
なものに
比較
(
ひかく
)
すれば
遙
(
はる
)
かにそれ
以下
(
いか
)
であることを
了解
(
りようかい
)
せられるであらう。
火山の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
特
(
とく
)
に
天明三年
(
てんめいさんねん
)
(
西暦
(
せいれき
)
千七百八十三年
(
せんしちひやくはちじゆうさんねん
)
)の
噴火
(
ふんか
)
は
激烈
(
げきれつ
)
であつて、
現在
(
げんざい
)
鬼押出
(
おにおしだ
)
しと
名
(
な
)
づけてゐる
鎔岩流
(
ようがんりゆう
)
を
出
(
だ
)
したのみならず、
熱泥流
(
ねつでいりゆう
)
を
火口壁
(
かこうへき
)
の
最
(
もつと
)
も
低
(
ひく
)
い
場所
(
ばしよ
)
から
一時
(
いちじ
)
に
多量
(
たりよう
)
に
溢
(
あふ
)
れさせ
火山の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
噴火
(
ふんか
)
が
突然
(
とつぜん
)
に
起
(
おこ
)
ると、それが
極
(
きは
)
めて
激烈
(
げきれつ
)
な
空氣波動
(
くうきはどう
)
を
伴
(
ともな
)
ふことがある。
火山の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
激
常用漢字
小6
部首:⽔
16画
烈
常用漢字
中学
部首:⽕
10画
“激”で始まる語句
激
激昂
激励
激湍
激越
激浪
激怒
激流
激情
激動