歐米おうべい)” の例文
新字:欧米
ひるがへつて歐米おうべいれば、さすがに母語ぼごくまでもこれを尊重そんてうし、英米えいべいごときはいたるところに母語ぼごりまはしてゐるのである。
国語尊重 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
日本につぽんける地震學ぢしんがくのこれまでの發達はつたつおも人命じんめい財産ざいさんかんする方面ほうめん研究けんきゆうであつた。しかるに最近さいきん二十年にじゆうねんあひだ歐米おうべいける地震學ぢしんがく方面ほうめん發達はつたつした。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
近頃ちかごろ歐米おうべいでは一麻雀熱マアジヤンねつがさめてブリツヂ・ポオカアのあそびにかへつたとふし、日本にほんでも花合はなあはせの技法ぎはふがずつと深奧しんあう複雜ふくざつでより感興深かんきようぶかいことをひともあるが、麻雀マアジヤンにはあそびの魅力みりよく魅力みりよくとして
麻雀を語る (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
しかるに今日こんにちぱんにこの轉倒てんたふ逆列ぎやくれつもちゐてあやしまぬのは、畢竟ひつきやう歐米文明おうべいぶんめい渡來とらいさい何事なにごと歐米おうべい風習ふうしう模倣もほうすることを理想りさうとした時代じだい
誤まれる姓名の逆列 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
さればこそ歐米おうべい地震學者ぢしんがくしやおほくは此方面このほうめん研究けんきゆう興味きようみち、また主力しゆりよくかたむけてゐるのである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
所在しよざいしるすのに、日本にほんでは、くに府縣ふけんちやう番地ばんちだいよりせうるに、歐米おうべいでは、番地ばんちちやう府縣ふけんくにと、ぎやくせうよりだいる。
誤まれる姓名の逆列 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
むかし歐米おうべい旅客りよきやく日本にほんて、地震ぢしんのおほいのにおどろくと同時どうじに、日本にほん家屋かをくが、こと/″\く軟弱なんじやくなる木造もくざうであつて、しかも高層建築かうそうけんちくのないのを
日本建築の発達と地震 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
たとへば年紀ねんきしるすのに、日本にほんではねんげつだいよりせうり、歐米おうべいでは、げつねんぎやくせうよりだいる。
誤まれる姓名の逆列 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
またたとへば、父母ふぼはととさま、ははさまんですこしもつかへなきのみならず、かへつ恩愛おんあいぜうこもるのに、なにくるしんでかパパさま、ママさまと、歐米おうべい模倣もはうさせてゐるものが往々わう/\ある。
国語尊重 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)