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企
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くはだて
ふりがな文庫
“
企
(
くはだて
)” の例文
と
如何
(
いか
)
なる
企
(
くはだて
)
か、
内證
(
ないしよう
)
の
筈
(
はず
)
と
故
(
わざ
)
と
打明
(
うちあ
)
けて
饒舌
(
しやべ
)
つて、
紅筆
(
べにふで
)
の
戀歌
(
こひうた
)
、
移香
(
うつりが
)
の
芬
(
ぷん
)
とする、
懷紙
(
ふところがみ
)
を
恭
(
うや/\
)
しく
擴
(
ひろ
)
げて
人々
(
ひと/″\
)
へ
思入
(
おもひいれ
)
十分
(
じふぶん
)
で
見
(
み
)
せびらかした。
二た面
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
僕の
企
(
くはだて
)
を推量したのであらうと思つた。此下男は一昨年、僕が始めて東京に往つたとき、僕をおぶつて山越をした男である。
すかんぽ
(旧字旧仮名)
/
木下杢太郎
(著)
質樸
(
しつぼく
)
な職人
気質
(
かたぎ
)
から平八郎が
企
(
くはだて
)
の私欲を離れた処に感心したので、
強
(
し
)
ひて与党に入れられた
怨
(
うらみ
)
を忘れて、生死を共にする気になつたのである。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
そこで将門興世王を
大
(
おほい
)
に恨んで、京に馳せ上つて、将門興世王謀反の
企
(
くはだて
)
を致し居る由を太政官に訴へた。六孫王の言であるから忽ち信ぜられた。
平将門
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
王者の如くインノチェンツィオにその
嚴
(
いかめ
)
しき
企
(
くはだて
)
を
明
(
あか
)
し、己が
分派
(
わかれ
)
のために彼より最初の印を受けたり 九一—九三
神曲:03 天堂
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
▼ もっと見る
いかんとなればおん身は光る石を
拾
(
ひろは
)
んとの
企
(
くはだて
)
にはあらず、
妖物
(
ばけもの
)
を
退治
(
たいぢ
)
せんとて川へいたり、おん身よりは
我先
(
われさき
)
に川へ飛いり光りものを
探
(
さぐ
)
りあてゝかづきあげしも我なり
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
願はくは人々彼を
諫
(
いさ
)
めて、さる無謀の
企
(
くはだて
)
を思ひ留まらしめ給へとぞいひける。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
多の市が珍らしくお祝の酒を買はせたと聞いた晩、お皆は到頭この
企
(
くはだて
)
の實行に取かゝりました。お濱は其處で氣が付きましたが、母の仕業と知つて、素知らぬ振りで狸寢入りをしてゐたのです。
銭形平次捕物控:064 九百九十両
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
大佐閣下
(
たいさかつか
)
も
餘程
(
よほど
)
前
(
まへ
)
から
此
(
この
)
企
(
くはだて
)
はあつたので、すでに
製圖
(
せいづ
)
まで
出來
(
でき
)
て
居
(
を
)
るのだが、
海底戰鬪艇
(
かいていせんとうてい
)
の
方
(
ほう
)
が
急
(
いそ
)
がしいので、
力
(
ちから
)
を
分
(
わ
)
ける
事
(
こと
)
が
出來
(
でき
)
ず、
何
(
いづ
)
れ
艇
(
てい
)
の
竣成
(
しゆんせい
)
後
(
ご
)
、
製造
(
せいぞう
)
に
着手
(
かゝ
)
らうと
仰
(
おつ
)
しやつて
居
(
い
)
るのだが
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
此度
(
このたび
)
の
企
(
くはだて
)
は
残賊
(
ざんぞく
)
を
誅
(
ちゆう
)
して
禍害
(
くわがい
)
を
絶
(
た
)
つと云ふ事と、
私蓄
(
しちく
)
を
発
(
あば
)
いて
陥溺
(
かんでき
)
を救ふと云ふ事との二つを
志
(
こゝろざ
)
した者である。
然
(
しか
)
るに
彼
(
かれ
)
は
全
(
まつた
)
く敗れ、
此
(
これ
)
は成るに
垂
(
なん/\
)
として
挫
(
くじ
)
けた。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
いかんとなればおん身は光る石を
拾
(
ひろは
)
んとの
企
(
くはだて
)
にはあらず、
妖物
(
ばけもの
)
を
退治
(
たいぢ
)
せんとて川へいたり、おん身よりは
我先
(
われさき
)
に川へ飛いり光りものを
探
(
さぐ
)
りあてゝかづきあげしも我なり
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
平次もこの恐ろしい
企
(
くはだて
)
の意味は讀みかねました。
銭形平次捕物控:091 笑い茸
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
しかし私は創造力の不足と平生の歴史を尊重する習慣とに妨げられて、此
企
(
くはだて
)
を
抛棄
(
はうき
)
してしまつた。
椙原品
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
兄がいはく、光る石を
拾
(
ひろ
)
ひ
得
(
え
)
しは我が
企
(
くはだて
)
なり、
汝
(
なんぢ
)
は我が
力
(
ちから
)
を
助
(
たすけ
)
しのみなり、光る石は親の
譲
(
ゆづり
)
にあらず、兄が物なり。
家財
(
かざい
)
を
分
(
わかつ
)
ならばおやのゆづりをこそわかつべけれ、
与
(
あた
)
ふまじ/\。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
諧謔味
(
かいぎやくみ
)
を帶びた
企
(
くはだて
)
とも言へるでせう。
銭形平次捕物控:248 屠蘇の杯
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
兄がいはく、光る石を
拾
(
ひろ
)
ひ
得
(
え
)
しは我が
企
(
くはだて
)
なり、
汝
(
なんぢ
)
は我が
力
(
ちから
)
を
助
(
たすけ
)
しのみなり、光る石は親の
譲
(
ゆづり
)
にあらず、兄が物なり。
家財
(
かざい
)
を
分
(
わかつ
)
ならばおやのゆづりをこそわかつべけれ、
与
(
あた
)
ふまじ/\。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
企
常用漢字
中学
部首:⼈
6画
“企”を含む語句
企図
企画
企謀
企圖
企畫
悪企
目企
比企
企望
計企
企劃
惡企
発企者
調伊企儺
発企
比企判官
発企人
比企掃部介
比企藤四郎能員
比企郡
...