“発企”の読み方と例文
読み方割合
ほっき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
同じ日の同じ時刻に、上の官人かんにん発企ほっきによって持彦は加茂の川原に連れ出されていた。そして彼は秋おそいみそぎの水を浴びなければならないように、四囲の事情が迫っていた。
花桐 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
宴の発企ほっき者は岡山屈指の富豪野崎氏その他知名の諸氏にしてわれわれおよび父母親戚を招待せられ、席上諸氏の演説あり、また有名の楽師を招きて、「自由の歌」と題せる慷慨こうがい悲壮の新体詩をば
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)