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質樸
ふりがな文庫
“質樸”の読み方と例文
読み方
割合
しつぼく
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しつぼく
(逆引き)
反応を要求しない親切ならば受けてもそれほど恐ろしくないが、
田舎
(
いなか
)
の人の
質樸
(
しつぼく
)
さと正直さはそのような投げやりな事は許容しない。
田園雑感
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
質樸
(
しつぼく
)
な職人
気質
(
かたぎ
)
から平八郎が
企
(
くはだて
)
の私欲を離れた処に感心したので、
強
(
し
)
ひて与党に入れられた
怨
(
うらみ
)
を忘れて、生死を共にする気になつたのである。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
けれど、
質樸
(
しつぼく
)
な
北
(
きた
)
の
方
(
ほう
)
の
国
(
くに
)
の
人々
(
ひとびと
)
は、そのことを
知
(
し
)
りませんでした。また、
遠
(
とお
)
い
南
(
みなみ
)
の
国
(
くに
)
へゆくにしても、
幾日
(
いくにち
)
も
幾日
(
いくにち
)
も
旅
(
たび
)
をしなければならない。
宝石商
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
質樸(しつぼく)の例文をもっと
(9作品)
見る
“質樸”の意味
《名詞》
自然のままであること。また、そのようなさま。
飾り気がなく真面目であること。また、そのようなさま。
(出典:Wiktionary)
質
常用漢字
小5
部首:⾙
15画
樸
漢検1級
部首:⽊
16画
“質”で始まる語句
質
質問
質子
質素
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質入
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質実
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