“しはら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
支拂40.0%
支払40.0%
仕拂10.0%
仕払10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それならば財政ざいせい整理緊縮せいりきんしゆくをし、國民こくみん消費節約せうひせつやくをして海外かいぐわいからものへらし、海外かいぐわい支拂しはら資金しきん必要ひつえうへらしてもつてこの難局なんきよくすくふよりほかみちはないのである
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
「ああ、おまえたちとわかれるのはまったくつらい」とかれは言った。「けれど裁判所さいばんしょから支払しはらいをしろという命令めいれいを受けた。 ...
すかされ機械仕掛きかいじかけのあやつり身上しんじやう松澤まつざはももうくだざかよとはやされんは口惜くちをしくなる新田につた後廻あとまははら織元おりもと其他そのほか有金ありがね大方おほかたとりあつめて仕拂しはらひたるうはさこそみゝよりのことなれと平生ひごろねらひすませしまと彼方かなたより延期えんき
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
ときなるかな松澤まつざははさるとし商法上しやうはふじやう都合つがふ新田につたより一時いちじれし二千許にせんばかりかねことしはすで期限きげんながら一兩年いちりやうねんひきつゞきての不景氣ふけいき流石さすが老舖しにせ手元てもとゆたかならずこと織元おりもとそのほかにも仕拂しはらふべきかねいとおほければ新田につた親族しんぞく間柄あひだがらなりかつ是迄これまでかたよりたてかへしぶんすくなからねばよもや事情じじやううちあけて延期えんき
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
しか労力らうりよく仕払しはらふべき、報酬はうしうりやう莫大ばくだいなるにくるしんで、生命いのちにもへて最惜いとをし恋人こひびとかりうばふて、交換かうくわんすべき条件でうけんつる人質ひとじちたに相違さうゐない。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)