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うち/\
語句 | 割合 |
内々 | 50.0% |
家々 | 25.0% |
家内 | 12.5% |
内〻 | 12.5% |
|
それから驚いて
毘沙門様に
願がけをしたり、
占者に見て貰うと、これは
内々の者が取ったに違いないと申しましたから、
皆の文庫や
葛籠を検めようと思って居ります
伯父さんは
父さん
達を
引連れまして、
日頃親しくする
近所の
家々へ
挨拶に
寄りました。
大黒屋へ
寄れば
小母さん
達が
家の
外まで
出て
見送り、
俵屋へ
寄ればお
婆さんが
出て
見送つて
呉れました。
家内の
揉て
居るに
其やうの
事を
言ひ
出す
餘地もなく、
言つて
面白くない
御挨拶を
聞くよりか
默つて
居た
方がよつぽど
洒落て
居るといふ
位な
考へで、
幸ひに
賄賂の
汚れは
受けないで
濟んだけれど
ちつとやそつとの
優しい
言葉ぐらゐでは
動きさうにもなく
執拗ぬきしほどに、
旦那さま
呆れて
手をば
引き
給ふ、まだ
家内に
言葉あらそひの
有るうちはよきなれども、
物言はず
睨め
合ふやうに
成りては
とかくは
有金の
何ほどを
分けて、
若隱居の
別戸籍にと
内〻の
相談は
極まりたれど、
本人うわの
空に
聞流して
手に
乘らず、
分配金は一
萬、
隱居扶持月〻おこして、
遊興に
關を
据へず