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立交
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たちまじ
ふりがな文庫
“
立交
(
たちまじ
)” の例文
下界
(
げかい
)
の
物
(
もの
)
としては
餘
(
あま
)
り
靈妙
(
いみ
)
じい! あゝ、あの
姫
(
ひめ
)
が
餘
(
よ
)
の
女共
(
をんなども
)
に
立交
(
たちまじ
)
らうてゐるのは、
雪
(
ゆき
)
はづかしい
白鳩
(
しらはと
)
が
鴉
(
からす
)
の
群
(
むれ
)
に
降
(
お
)
りたやう。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
必
(
かなら
)
ず
立
(
た
)
つて
見
(
み
)
るが
何処
(
どこ
)
に
因
(
よ
)
らずで
場所
(
ばしよ
)
は
限
(
かぎ
)
らない、すべて五十人
以上
(
いじやう
)
の
人
(
ひと
)
が
集会
(
しふくわい
)
したなかには
必
(
かなら
)
ずこの
紳士
(
しんし
)
の
立交
(
たちまじ
)
つて
居
(
ゐ
)
ないといふことはなかつた。
化鳥
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
世間に
立交
(
たちまじ
)
わって人とつき合うときの心得を説いたものが案外に多い。これも現代にそのまま適用するものが多い。
徒然草の鑑賞
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
引しぼる程
苦勞
(
くらう
)
が
彌増
(
いやまし
)
今迄兄の長庵へ娘二人に
逢
(
あは
)
してと
逼
(
せま
)
りて居たる
折柄
(
をりから
)
成
(
なれ
)
ば此酒盛に
立交
(
たちまじ
)
りて居るも物
憂
(
うく
)
思ふ物から其場を外して二階に上れば折こそ
宜
(
よし
)
と長庵は二人が耳に口を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「聖典講座」「日曜講演」の掲示に
立交
(
たちまじ
)
る「子供洋服講習会」の立札を見出したとき、わたしの感懐に背いて、いよいよ「時代」の汐さきに乗ろうとする古い町々をはっきりわたしは感じた。
浅草風土記
(新字新仮名)
/
久保田万太郎
(著)
▼ もっと見る
この外
種々
(
さまざま
)
色々の
絢爛
(
きらびやか
)
なる中に
立交
(
たちまじ
)
らひては、宮の
装
(
よそほひ
)
は
纔
(
わづか
)
に暁の星の光を保つに過ぎざれども、彼の色の白さは
如何
(
いか
)
なる
美
(
うつくし
)
き
染色
(
そめいろ
)
をも奪ひて、彼の整へる
面
(
おもて
)
は如何なる
麗
(
うるはし
)
き織物よりも
文章
(
あや
)
ありて
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
銀之丞、千六の姿も、むろんその中に
立交
(
たちまじ
)
っていた。
名娼満月
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
揚幕より
推出
(
おしいだ
)
されて、多勢の見物の見る目恥かしく、しのぶ、小稲とともに狂言のなかに
立交
(
たちまじ
)
りて、舞台に
鞠唄
(
まりうた
)
うたいし声の、あやしく震いたるも
多日
(
しばし
)
がほどぞ。
照葉狂言
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
譬
(
たと
)
へば、
緩漫
(
なまのろ
)
い
冬
(
ふゆ
)
の
後
(
しり
)
へに
華
(
はなや
)
かな
春
(
はる
)
めが
來
(
く
)
るのを
見
(
み
)
て、
血氣壯
(
けっきさかん
)
な
若
(
わか
)
い
手合
(
てあひ
)
が
感
(
かん
)
ずるやうな
樂
(
たの
)
しさ、
愉快
(
こゝろよ
)
さを、
蕾
(
つぼみ
)
の
花
(
はな
)
の
少女
(
をとめ
)
らと
立交
(
たちまじ
)
らうて、
今宵
(
こよひ
)
我家
(
わがや
)
で
領
(
りゃう
)
せられませうず。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
頼みに貯へはなけれども不自由なく
暮
(
くら
)
し居れば
切
(
せめ
)
ては少の
手助
(
てだす
)
けでもして亭主の恩に報はんとお花が心付にて下婢の中に
立交
(
たちまじ
)
り賤き身と
成下
(
なりさが
)
りし事是
偏
(
ひとへ
)
に天の
惡
(
にく
)
しみ給ふ處と今更思ひ當りしと有し樣子を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
すべて五十人以上の人が集会したなかには必ずこの紳士の
立交
(
たちまじ
)
っていないということはなかった。
化鳥
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
掛
(
かけ
)
夫が爲勘兵衞事番所へ出たる故
舊惡
(
きうあく
)
露顯
(
ろけん
)
して御仕置と相成事
畢竟
(
ひつきやう
)
彌七より事
起
(
おこ
)
りたれば同人儀は
召捕
(
めしとり
)
次第仕置にも行ふ者なる故其方共へ
咎
(
とが
)
め申付るに及ばず
偖々
(
さて/\
)
女には
珍敷者
(
めづらしきもの
)
なりと大いに
賞美
(
しやうび
)
致されける是より後お貞は
女伊達
(
をんなだて
)
となり大の男の中へ
立交
(
たちまじ
)
りて口を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
立
常用漢字
小1
部首:⽴
5画
交
常用漢字
小2
部首:⼇
6画
“立”で始まる語句
立
立派
立退
立停
立場
立上
立出
立竦
立籠
立塞