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相見
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あひみ
ふりがな文庫
“
相見
(
あひみ
)” の例文
見識
(
けんしき
)
と
迂闊
(
うくわつ
)
は
同根也
(
どうこんなり
)
、
源平
(
げんぺい
)
の
桃也
(
もゝなり
)
馬鹿
(
ばか
)
のする事なり。
文明
(
ぶんめい
)
は
銭
(
ぜに
)
のかゝらぬもの、腹のふくるゝものを求めて
止
(
や
)
まざる事と
相見
(
あひみ
)
え
申候
(
まうしそろ
)
。(十四日)
もゝはがき
(新字旧仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
枕をも
得挙
(
えあ
)
げざりし病人の今かく
健
(
すこやか
)
に起きて、常に来ては親く慰められし人の
頑
(
かたくな
)
にも強かりしを、
空
(
むなし
)
く
燼余
(
じんよ
)
の断骨に
相見
(
あひみ
)
て、弔ふ
言
(
ことば
)
だにあらざらんとは
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
又々
改
(
あらた
)
め
新
(
あらた
)
に
立直
(
たてなほ
)
し
奉行所
(
ぶぎやうしよ
)
へ申上て
昨夜
(
さくや
)
御成門へ
徒
(
いたづら
)
仕りしが
南無阿彌陀佛
(
なむあみだぶつ
)
と書しは
淨土宗
(
じやうどしう
)
のともがらねたみしと
相見
(
あひみ
)
え申候如何計申べしや
何卒
(
なにとぞ
)
公儀
(
こうぎ
)
御
威光
(
ゐくわう
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
われはおん身のララなるを知る。昔はおん身とペスツムに
相見
(
あひみ
)
、カプリに相見き。今この短き生涯にありて、幸にまた相見ながら、
爭
(
いか
)
でか
名告
(
なの
)
りあはで止むべき。我はおん身を愛す。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
就
(
つい
)
ては、
某
(
それ
)
の
日
(
ひ
)
、
恰
(
あだか
)
も
黄道吉辰
(
くわうだうきつしん
)
なれば、
揃
(
そろ
)
つて
方々
(
かた/″\
)
を
婿君
(
むこぎみ
)
にお
迎
(
むか
)
へ
申
(
まを
)
すと
云
(
い
)
ふ。
汗
(
あせ
)
冷
(
つめ
)
たくして
独
(
ひと
)
りづゝ
夢
(
ゆめ
)
さむ。
明
(
あ
)
くるを
待
(
ま
)
ちて、
相見
(
あひみ
)
て
口
(
くち
)
を
合
(
あ
)
はするに、
三人
(
さんにん
)
符
(
ふ
)
を
同
(
おな
)
じうして
聊
(
いさゝか
)
も
異
(
こと
)
なる
事
(
こと
)
なし。
甲冑堂
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
やがて
自害
(
じがい
)
を
致
(
いた
)
したと
相見
(
あひみ
)
えまする。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
相見
(
あひみ
)
そめしは、
初夏
(
はつなつ
)
の
白羊宮
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
、
薄田淳介
(著)
一生又
相見
(
あひみ
)
じと誓へるその人の顔の、おのれ
眺
(
なが
)
めたりし色は
疾
(
と
)
く失せて、
誰
(
たれ
)
ゆゑ今の
別
(
べつ
)
に
豔
(
えん
)
なるも、なほ形のみは変らずして、
実
(
げ
)
にかの宮にして宮ならぬ宮と
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
榮燿
(
ええう
)
に
暮
(
くら
)
すやに
相見
(
あひみ
)
え
候
(
さふらふ
)
、さるにても
下男
(
げなん
)
下女
(
げぢよ
)
どもの
主人
(
しゆじん
)
を
惡
(
あし
)
ざまに
申
(
まを
)
し、
蔭言
(
かげごと
)
を
申
(
まを
)
さぬ
家
(
いへ
)
とては
更
(
さら
)
になく、また
親子
(
おやこ
)
夫婦
(
ふうふ
)
相親
(
あひしたし
)
み、
上下
(
しやうか
)
和睦
(
わぼく
)
して
家内
(
かない
)
に
波風
(
なみかぜ
)
なく、
平和
(
へいわ
)
に
目出度
(
めでた
)
きところは
稀
(
まれ
)
に
候
(
さふらふ
)
十万石
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
互に憎し、
口惜
(
くちを
)
しと
鎬
(
しのぎ
)
を削る心の
刃
(
やいば
)
を控へて、彼等は又
相見
(
あひみ
)
ざるべしと念じつつ別れにけり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
“相見”の解説
相見(あいみ)は、愛知県額田郡幸田町の地名。
(出典:Wikipedia)
相
常用漢字
小3
部首:⽬
9画
見
常用漢字
小1
部首:⾒
7画
“相見”で始まる語句
相見互
相見崎観音