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ふりがな文庫
“
次郎
(
じろう
)” の例文
「やあ、きれいだな。
青
(
あお
)
や
赤
(
あか
)
やでぬったご
門
(
もん
)
があって、
龍宮
(
りゅうぐう
)
ってこんなきれいなところかなあ。」と、
次郎
(
じろう
)
さんは
感心
(
かんしん
)
していました。
きれいなきれいな町
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そこで
太郎
(
たろう
)
と
次郎
(
じろう
)
は
逃
(
に
)
げ
支度
(
じたく
)
をして、のこのこ
布団
(
ふとん
)
からはい
出
(
だ
)
して、
戸
(
と
)
をあけて
外
(
そと
)
へ出ました。
空
(
そら
)
はよく
晴
(
は
)
れて、
星
(
ほし
)
がきらきら
光
(
ひか
)
っていました。
物のいわれ
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
ともあれ、先に六波羅が発した
飛馬
(
ひば
)
は、すでに事を鎌倉表に報じており、幕府は即刻、
工藤
(
くどう
)
右衛門
次郎
(
じろう
)
、
諏訪三郎兵衛
(
すわさぶろうひょうえ
)
の両使を、都へ急派した。
私本太平記:02 婆娑羅帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
西郷隆盛
(
さいごうたかもり
)
」ってあの
大英雄
(
だいえいゆう
)
のことでしょうか? そうではありません。それは
次郎
(
じろう
)
くんの作文を読めばわかります。
決闘
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
このほか平等院、北の院などの強僧も加わり、武士には
渡辺
(
わたなべ
)
の
省
(
はぶく
)
、播磨の
次郎
(
じろう
)
授
(
さずく
)
、
競
(
きおう
)
の
滝口
(
たきぐち
)
などその勢合せて千五百余人、眉宇に決意を秘めて三井寺を出発したのであった。
現代語訳 平家物語:04 第四巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
本田
次郎
(
じろう
)
は、この一週間ばかり、寒さにくちばしをしめつけられたような、そのひそやかな、いじらしい雀の一声がきこえて来ると、読書をやめ、そっと小窓のカーテンをあけて、
硝子戸
(
ガラスど
)
ごしに
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
次郎
(
じろう
)
さんは、
往来
(
おうらい
)
に
立
(
た
)
ちどまって
見
(
み
)
ていました。やはり
勇
(
ゆう
)
ちゃんでした。もちぼうを
持
(
も
)
ち、
片手
(
かたて
)
にとんぼのかごをぶらさげていました。
きれいなきれいな町
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
むかし、三
人
(
にん
)
の男の子を
持
(
も
)
ったおかあさんがありました。
総領
(
そうりょう
)
が
太郎
(
たろう
)
さん、二ばんめが
次郎
(
じろう
)
さん、いちばん
末
(
すえ
)
っ
子
(
こ
)
のごく小さいのが、
三郎
(
さぶろう
)
さんです。
物のいわれ
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
そのくせふたりとも帽子はとっくにとられて頭は
陽
(
ひ
)
にさらされているのです。ふたりは
次郎
(
じろう
)
くんと
森川
(
もりかわ
)
くんです。
決闘
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
ちょうど、その
日
(
ひ
)
は
学校
(
がっこう
)
が
休
(
やす
)
みでありましたから、
次郎
(
じろう
)
は、
家
(
いえ
)
の
外
(
そと
)
に
出
(
で
)
て、となりの
勇吉
(
ゆうきち
)
といっしょになって、
遊
(
あそ
)
んでいました。
雪だるま
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
太郎
(
たろう
)
と
次郎
(
じろう
)
はそっと
相談
(
そうだん
)
をしていますと、
奥
(
おく
)
ではもりもり
山姥
(
やまうば
)
が
三郎
(
さぶろう
)
を
食
(
た
)
べる
音
(
おと
)
が、だんだん
高
(
たか
)
く
聞
(
き
)
こえました。
物のいわれ
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
それを聞いて
次郎
(
じろう
)
くんはぴくりと耳を動かしました。そしてかんかんにおこってしまいました。こんな
侮辱
(
ぶじょく
)
があるもんか。次郎くんは自分が侮辱されたように
腹
(
はら
)
を立てました。
決闘
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
次郎
(
じろう
)
さんが、
怒
(
おこ
)
って
出
(
で
)
ていってしまった
後
(
あと
)
で、きよは、どうしていいかわからないので、
鉛筆
(
えんぴつ
)
を
手
(
て
)
に
持
(
も
)
って、お
勝手
(
かって
)
もとで
泣
(
な
)
いていました。
気にいらない鉛筆
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
樽屋
(
たるや
)
の
次郎
(
じろう
)
さんがつかつかとはいってきて
空気ポンプ
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
「そうさ。ぼくは、かね
子
(
こ
)
さんという
目
(
め
)
のわるい、かわいそうな
女
(
おんな
)
の
子
(
こ
)
のために
取
(
と
)
りにきたのだよ。」と、
次郎
(
じろう
)
さんがいうと
きれいなきれいな町
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「だって、
僕
(
ぼく
)
は、ハーモニカの
音
(
おと
)
を
聞
(
き
)
いたよ。」と、
次郎
(
じろう
)
はいいましたけれど、
勇吉
(
ゆうきち
)
は、ほんとうにしませんでした。
雪だるま
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
午後
(
ごご
)
になると、
妹
(
いもうと
)
の
光子
(
みつこ
)
さんが、
先
(
さき
)
に
帰
(
かえ
)
ってきました。それからまもなく、
次郎
(
じろう
)
さんのくつ
音
(
おと
)
がして、
元気
(
げんき
)
よく
気にいらない鉛筆
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
自分
(
じぶん
)
のことは、
自分
(
じぶん
)
でなさい。」と、お
母
(
かあ
)
さんが、おっしゃったけれど、
次郎
(
じろう
)
さんは、ききませんでした。
気にいらない鉛筆
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「やあ、
大
(
おお
)
きいだるまだなあ。」といって、
二人
(
ふたり
)
は、
自分
(
じぶん
)
たちのつくった、
雪
(
ゆき
)
だるまを
目
(
め
)
をかがやかして
賞歎
(
しょうたん
)
しました。
次郎
(
じろう
)
は、
墨
(
すみ
)
でだるまの
目
(
め
)
と
鼻
(
はな
)
と
口
(
くち
)
とをえがきました。
雪だるま
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
次
常用漢字
小3
部首:⽋
6画
郎
常用漢字
中学
部首:⾢
9画
“次郎”で始まる語句
次郎君
次郎坊
次郎左
次郎左衛門
次郎作
次郎吉
次郎七
次郎右
次郎庵
次郎笈