でう)” の例文
旧字:
それから又僕の家へ毎日のやうに遊びに来た「おでうさん」という人などは命だけは助かつたものの、一時は発狂したのも同様だつた。
本所両国 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
まゐりましたところ堺町さかひちやうでうきたまちといふ、大層たいそうづかしい町名ちやうめいでございまして、里見さとみちうらうといふ此頃このごろ新築しんちくをした立派りつぱうち
牛車 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
一、公儀(信長をう)に対せられ御身上ごしんじやう御理おんことわりの儀、われら請取しやうしゆ申し候でう、いささか以て疎略そりやくに存ずべからず候事。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
講釈かうしやくはう越前国ゑちぜんのくにでうたに朝倉左衛門尉義景あさくらさゑもんのじやうよしかげ十八にん侍大将さむらひたいしやううちに、黒坂備中守くろさかびつちうのかみふ、これはわたし隣国りんこく
怪力 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
人の足立あしたてがたき処あれば一でうみちひらき、春にいたり雪うづだかき所は壇層だん/\を作りて通路つうろ便べんとす。かたち匣階はこばしごのごとし。ところものはこれを登下のぼりくだりするにあしなれ一歩ひとあしもあやまつ事なし。
なるほど、それぢやア、マアたいしたおねつぢやアないおみやくはうは。「みやくはうおほうございます、九でうから一でうでう出越でこくらゐな事で。 ...
牛車 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
此奴こいつうつかり京都きやうとまでつて、萬一ひよつと宿やどがないと困ると思ひまして、京都きやうとの三でう白河橋しらかはばし懇意こんいものがございますから、其人そのひとところへ郵便を出して、わたしまゐるからうかめてくださいとまうしてりますると
牛車 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)