トップ
>
招
>
せう
ふりがな文庫
“
招
(
せう
)” の例文
下谷
(
したや
)
團子坂
(
だんござか
)
の
出店
(
でみせ
)
なり。
夏
(
なつ
)
は
屋根
(
やね
)
の
上
(
うへ
)
に
柱
(
はしら
)
を
建
(
た
)
て、
席
(
むしろ
)
を
敷
(
し
)
きて
客
(
きやく
)
を
招
(
せう
)
ず。
時々
(
とき/″\
)
夕立
(
ゆふだち
)
に
蕎麥
(
そば
)
を
攫
(
さら
)
はる、とおまけを
謂
(
い
)
はねば
不思議
(
ふしぎ
)
にならず。
神楽坂七不思議
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
兎も角も
招
(
せう
)
じ入れて、平次が逢つて見ると、それは鍵屋の嫁になる筈の和泉屋の娘お照と、その叔母のお今だつたのです。
銭形平次捕物控:295 万両息子
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
夢かとばかり驚きながら、
扶
(
たす
)
け參らせて
一間
(
ひとま
)
に
招
(
せう
)
じ、身は
遙
(
はるか
)
に席を隔てて
拜伏
(
はいふく
)
しぬ。思ひ懸けぬ對面に
左右
(
とかう
)
の言葉もなく、
先
(
さき
)
だつものは涙なり。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
岡崎御坊へ
招
(
せう
)
ずる事が出来たら結構だと云ふので、呉服屋夫婦が熱心に
懇望
(
こんまう
)
した所から、
朗然
(
らうねん
)
と云ふ
貢
(
みつぐ
)
さんの
阿父
(
おとう
)
さんが、
入寺
(
にふじ
)
して来る
様
(
やう
)
に成つた。
蓬生
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
(著)
お
厭
(
いと
)
ひなくば
其所
(
そこ
)
は
冷
(
ひえ
)
れば
此方
(
こなた
)
にてと座敷の中へ
花莚
(
はなござ
)
を
敷
(
しか
)
せて
二個
(
ふたり
)
を
招
(
せう
)
ずるに此方は喜び
有難
(
ありがた
)
き旨を
演
(
のべ
)
つゝ上へ登り
風呂敷包
(
ふろしきづつみ
)
を
解開
(
ときひら
)
き辨當を出し
吹筒
(
すゐづつ
)
の酒を飮んと
爲
(
なし
)
けるを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
春のひと夜の
結縁
(
けちえん
)
に
招
(
せう
)
ぜむ杖と
第二邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
大空
(
おほぞら
)
の「
栄光
(
はえ
)
」が
招
(
せう
)
/″\に
しやうりの歌
(新字旧仮名)
/
末吉安持
(著)
行先
(
ゆくさき
)
が
案
(
あん
)
じられて、
我
(
われ
)
にもあらずしよんぼりと、
門
(
と
)
に
彳
(
たゝず
)
んで
入
(
はひ
)
りもやらぬ、
媚
(
なまめか
)
しい
最明寺殿
(
さいみやうじどの
)
を、
手
(
て
)
を
採
(
と
)
つて
招
(
せう
)
じ
入
(
い
)
れて、
舁据
(
かきす
)
ゑるやうに
圍爐裏
(
ゐろり
)
の
前
(
まへ
)
。
雪の翼
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
ガラツ八はさう言ひ乍ら、入口に待たして置いた、十八九の娘を
招
(
せう
)
じ入れました。
銭形平次捕物控:051 迷子札
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
見ても何某と稱るゝ御殿醫先生ならんと思へば一同
敬
(
うやま
)
ひまづ此方へと
上座
(
じやうざ
)
へ
招
(
せう
)
すに元益更に辭する色なく
最
(
いと
)
鷹揚
(
おうやう
)
に
挨拶
(
あいさつ
)
して打ち通りつゝ座に附ば今日は
管伴
(
ばんたう
)
忠兵衞が不在なるに依り
帳場
(
ちやうば
)
にゐる主人長左衞門は立出て
敬々
(
うや/\
)
しく
挨拶
(
あいさつ
)
なしお
茶
(
ちや
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
招
常用漢字
小5
部首:⼿
8画
“招”を含む語句
招待
招牌
手招
招魂社
招聘
御招
招請
招喚
小手招
唐招提寺
招伴
招致
御招待
御招伴
招魂
招待状
招状
招来
指招
招代
...