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花莚
ふりがな文庫
“花莚”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
はなむしろ
71.4%
はなござ
28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はなむしろ
(逆引き)
鉄さんは景気よく根太のつくろいをして、戸棚の中に敷いていた
花莚
(
はなむしろ
)
をおき、松さんは
膝掛
(
ひざか
)
けを敷いて祖母とあたしのいるところをつくった。
旧聞日本橋:03 蕎麦屋の利久
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
八月のさかりに風通しの好いところへ
花莚
(
はなむしろ
)
を敷いて、薄化粧でもして、サッパリとした物を着ながら
独
(
ひと
)
りで
寝転
(
ねころ
)
んで見たなんて——私はそういう人が面白いと思います
家:02 (下)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
花莚(はなむしろ)の例文をもっと
(5作品)
見る
はなござ
(逆引き)
その女は
綺麗
(
きれい
)
な、ちりめんの
小枕
(
こまくら
)
に絹糸の房の垂れている、きじ塗りの
船底枕
(
ふなぞこまくら
)
をわきによせながら、
花莚
(
はなござ
)
の上へ座ったままでいった。そばには大きな猫がいた。
旧聞日本橋:18 神田附木店
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
お
厭
(
いと
)
ひなくば
其所
(
そこ
)
は
冷
(
ひえ
)
れば
此方
(
こなた
)
にてと座敷の中へ
花莚
(
はなござ
)
を
敷
(
しか
)
せて
二個
(
ふたり
)
を
招
(
せう
)
ずるに此方は喜び
有難
(
ありがた
)
き旨を
演
(
のべ
)
つゝ上へ登り
風呂敷包
(
ふろしきづつみ
)
を
解開
(
ときひら
)
き辨當を出し
吹筒
(
すゐづつ
)
の酒を飮んと
爲
(
なし
)
けるを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
花莚(はなござ)の例文をもっと
(2作品)
見る
花
常用漢字
小1
部首:⾋
7画
莚
漢検1級
部首:⾋
10画
“花”で始まる語句
花
花瓶
花魁
花弁
花片
花園
花崗岩
花簪
花崗石
花車
“花莚”のふりがなが多い著者
作者不詳
柳宗悦
樋口一葉
長谷川時雨
島崎藤村
堀辰雄