想像そう/″\)” の例文
地震計ぢしんけいもつ觀察かんさつすると、かういふ地下ちかはたらきの所在地しよざいちわかるから、それからして岩漿がんしよう貯藏ちよぞうされてゐる場所ばしよふかさが想像そう/″\せられる。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
私共わたしども今日こんにち生活せいかつから茶碗ちやわんつぼなどをなくしてしまつたならば、どれだけ不便ふべんなことであるかは、十分じゆうぶん想像そう/″\出來できるのであります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
このうた特徴とくちようは、想像そう/″\してゐる景色けしきが、實際じつさいにあり/\とうかんでるようになつてゐるところにあります。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
土偶どぐうに由りて想像そう/″\さるる衣服いふくの紋樣も此の如くにしてひ付けられしものなるべし。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
第十五圖だいじゆうごずをごらんなさい。たゞひとつの下顎骨かがくこつから想像そう/″\してると、こんな人間にんげん出來上できあがるのです。これを『ハイデルベルグじん』といつてゐます。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
また此時このとき死人しにん首府しゆふ總人口そうじんこう三分さんぶんめたこともしるされてあるから、地震ぢしん餘程よほど激烈げきれつであつたことも想像そう/″\される。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
またしめつた粘土ねんどそばかれると、かたくなることをつたといふことなどが發見はつけんいとぐちとなつたかと想像そう/″\せられます。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
元來がんらいなみといふから讀者どくしやすぐかぜおこされるなみ想像そう/″\せられるかもれないが、むしうしほ差引さしひきといふほう實際じつさいちかい。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
著者ちよしや想像そう/″\では、かり地震豫報ぢしんよほう出來できても、それは地震ぢしんおこりそうなある特別とくべつ地方ちほう指摘してきるのみで
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
マウナ・ロアは四千百九十四米しせんひやくくじゆうしめーとるたかさをつてをり、わがくに富士山ふじさんよりも四百米以上しひやくめーとるいじようたかいから、讀者どくしやはその山容さんようとして富士形ふじがた圓錐形えんすいけい想像そう/″\せられるであらうが、じつにあらず
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
その中央ちゆうおう現在げんざいのヴェスヴィオを中央火口丘ちゆうおうかこうきゆうとしてのこしたものと想像そう/″\されてゐる。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)