人形にんぎよう)” の例文
また埴輪はにわ人形にんぎよううまおなかたちのものを、いしつくつておはかてたこともありました。これを石人せきじん石馬せきばなどゝまをしてをります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
既に身体裝飾しんたいそうしよく衣服いふく等の事をべし折に言ひしが如く、本邦石噐時代の諸遺跡しよいせきよりはき物の人形にんぎよう屡ば發見はつけんさるるなり。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
少年せうねん端艇たんてい野球等やきゆうとうほかひまがあるといしげる、のぼる、猛犬稻妻まうけんいなづまひきつれて野山のやまけめぐる、其爲そのため體格たいかく非常ひじやう見事みごと發達はつたつして、以前いぜんには人形にんぎようのやうに奇麗きれいであつたかほ
人形にんぎようさんの
歌時計:童謡集 (旧字旧仮名) / 水谷まさる(著)
そのぎに彫刻ちようこくといふものはなんであるかといふに、これは埴輪はにわ人形にんぎよう動物どうぶつぞうまたは石人せきじん石馬せきばなどがそれであります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
海濱かいひん其處此處そここゝには、毛布ケツトや、帆布ほぬのや、其他そのほか樣々さま/″\武器等ぶきとう應用おうようして出來できた、富士山ふじさん摸形もけいだの、二見ふたみうら夕景色ゆふげしきだの、加藤清正かとうきよまさ虎退治とらたいぢ人形にんぎようだのが、奇麗きれいすなうへにズラリとならんだ。
いづれもいたつて粗末そまつ簡單かんたん人形にんぎようで、あしほうはたいてい一本いつぽん筒形つゝがたになり、あしさきまであらはしてあるのはまれであります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
翌朝よくてうになつてると、海潮かいてうほとん平常へいじやうふくしたが、見渡みわたかぎり、海岸かいがんは、濁浪だくらう怒濤どたうためあらされて、昨日きのふうるはしく飾立かざりたてゝあつた砂上しやじやう清正きよまさ人形にんぎようも、二見ふたみうら模形もけいも、椰子林やしばやし陣屋ぢんや