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かぶ
ふりがな文庫
“
下部
(
かぶ
)” の例文
古
(
ふる
)
い/\
昔
(
むかし
)
は、この
一帶
(
いつたい
)
は
暖帶林
(
だんたいりん
)
の
上部
(
じようぶ
)
から
温帶林
(
おんたいりん
)
の
下部
(
かぶ
)
に
屬
(
ぞく
)
する
樹木
(
じゆもく
)
、すなはち
常緑
(
じようりよく
)
の
濶葉樹
(
かつようじゆ
)
や
落葉樹
(
らくようじゆ
)
でおほはれてゐたのです。
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
下部
(
かぶ
)
の
貝塚
(
かひづか
)
が、
普通
(
ふつう
)
ので、
其上
(
そのうへ
)
に
彌生式
(
やよひしき
)
の
貝塚
(
かひづか
)
が
重
(
かさ
)
なつて
居
(
ゐ
)
るとか、たしかそんな
事
(
こと
)
であつた。
今
(
いま
)
雜誌
(
ざつし
)
が
手元
(
てもと
)
に
無
(
な
)
いので
委
(
くは
)
しくは
記
(
しる
)
されぬ。
探検実記 地中の秘密:06 疑問の加瀬貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
この劇場の裏の
下部
(
かぶ
)
。少年はそこに
佇
(
たたず
)
んだまま、しばらくはどちらへも
行
(
ゆ
)
こうとしない。それから高い窓を見上げる。が、窓には誰も見えない。
浅草公園:或シナリオ
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
それは
日本
(
につぽん
)
にもちょっと
見
(
み
)
られないすばらしい
形
(
かたち
)
のもので、
下部
(
かぶ
)
を
長方形
(
ちようほうけい
)
の
箱
(
はこ
)
のように
造
(
つく
)
り、その
大
(
おほ
)
きいものになると、
上
(
うへ
)
に
載
(
の
)
せてある
一枚
(
いちまい
)
の
天井石
(
てんじよういし
)
の
長
(
なが
)
さが
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
笑ひ聲を立てゝゐる娘が、彼にこのことを話して聞かせたとき、彼の口は確かに可なりきつと結ばれてゐたやうに見え、彼の顏の
下部
(
かぶ
)
は異常に嚴酷に引き
緊
(
しま
)
つてゐた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
▼ もっと見る
更に
下部
(
かぶ
)
へ降りて男湯の天井を匍って電気風呂の男湯の配線の中へ喰い込んでいた。
電気風呂の怪死事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
今の湯具は
古
(
いにしへ
)
の
下裳
(
したも
)
に代用したる
下部
(
かぶ
)
を
蔽
(
おほ
)
ふの
衣
(
い
)
なり。
嬉遊笑覧
(
きいうせうらん
)
に、
湯具
(
ゆぐ
)
といふは、
男女
(
なんによ
)
ともに
前陰
(
ぜんいん
)
を顕して湯に入ることはもとなき事にて必ず下帯をきかえて湯に入るゆゑ湯具といふ。
当世女装一斑
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
唯
(
たゞ
)
、一
箇所
(
かしよ
)
、
丈餘
(
じやうよ
)
の
貝層
(
かひそう
)
の
下部
(
かぶ
)
から一二
尺
(
しやく
)
の
處
(
ところ
)
に、
小石
(
こいし
)
で
爐
(
ろ
)
の
如
(
ごと
)
く
圍
(
かこ
)
つた
中
(
なか
)
で、
焚火
(
たきび
)
をしたらしい
形跡
(
けいせき
)
の
個所
(
かしよ
)
が、
半分
(
はんぶん
)
切
(
きり
)
くづされて
露出
(
ろしゆつ
)
して
居
(
ゐ
)
るのを
見出
(
みいだ
)
した。
探検実記 地中の秘密:06 疑問の加瀬貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
十九
日
(
にち
)
、
雨中
(
うちう
)
を、
余
(
よ
)
は
行
(
ゆ
)
つて
見
(
み
)
て、
驚
(
おどろ
)
いた。
今
(
いま
)
までの
貝塚發掘
(
かひづかはつくつ
)
は
臺地
(
だいち
)
東部
(
とうぶ
)
の
坂
(
さか
)
の
上部
(
じやうぶ
)
左側
(
さそく
)
であつたが、
臺地
(
だいち
)
南側
(
なんそく
)
の
下部
(
かぶ
)
、
菱沼鐵五郎
(
ひしぬまてつごらう
)
宅地
(
たくち
)
前
(
まえ
)
の
畑
(
はたけ
)
を、
大發掘
(
だいはつくつ
)
してある。
探検実記 地中の秘密:06 疑問の加瀬貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
味
(
あぢ
)
を
締
(
し
)
めて
同月
(
どうげつ
)
七
日
(
か
)
に
行
(
ゆ
)
くと、
完全
(
くわんぜん
)
なる
大土器
(
だいどき
)
、
及
(
およ
)
び
大土器
(
だいどき
)
の
下部
(
かぶ
)
が
取
(
と
)
れて
上部
(
じやうぶ
)
のみを
廢物利用
(
はいぶつりよう
)
したかと
思
(
おも
)
ふのと、
土器製造用
(
どきせいざうよう
)
の
石具
(
せきぐ
)
かと
思
(
おも
)
ふのと、
鋸目
(
のこぎりめ
)
に
刻
(
きざ
)
みたる
獸牙
(
じうが
)
とを
出
(
だ
)
した。
大當
(
あたあた
)
りである。
探検実記 地中の秘密:03 嶺の千鳥窪
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
“下部”の意味
《名詞》
(かぶ) (物体などにおいて)下側にある部分。下方。
(しもべ) 他人に使える者。
(出典:Wiktionary)
下
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
部
常用漢字
小3
部首:⾢
11画
“下部”で始まる語句
下部屋
下部界
下部門
下部女