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『浜菊』
ふりがな文庫
『
浜菊
(
はまぎく
)
』
汽車がとまる。瓦斯燈に「かしはざき」と書いた仮名文字が読める。予は下車の用意を急ぐ。三四人の駅夫が駅の名を呼ぶでもなく、只歩いて通る。靴の音トツトツと只歩いて通る。乗客は各自に車扉を開いて降りる。 日和下駄カラカラと予の先きに三人の女客が歩 …
著者
伊藤左千夫
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「ホトトギス」1908(明治41)年9月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約21分(500文字/分)
朗読目安時間
約35分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
傷
(
そこの
)
冷
(
ひやや
)
和
(
な
)
端
(
はな
)
宿
(
と
)
此
(
ここ
)
何
(
な
)
後
(
おく
)
明
(
あかる
)
欠
(
あく
)
転
(
うた
)
上
(
あが
)
其
(
それ
)
却
(
かえっ
)
慥
(
たしか
)
懇
(
ねんごろ
)
据
(
すわ
)
於
(
お
)
朝
(
あした
)
未
(
ま
)
極
(
きま
)
此
(
こ
)
為
(
ため
)
爽
(
さわや
)
独
(
ひとり
)
独言
(
ひとりご
)
終
(
しま
)
緩
(
ゆっく
)
許
(
ばか
)
飛
(
とん
)
一寸
(
ちょっと
)
不図
(
ふと
)
久𤄃
(
きゅうかつ
)
之
(
これ
)
云々
(
うんぬん
)
以
(
もっ
)
体躯
(
たいく
)
余所
(
よそ
)
俄
(
にわか
)
側
(
そば
)
傲慢
(
ごうまん
)
僅
(
わず
)
其
(
その
)
其所
(
そこ
)
勿論
(
もちろん
)
厭
(
いや
)
口惜
(
くや
)
吐鳴
(
どな
)
呆
(
あき
)
呆気
(
あっけ
)
咄嗟
(
とっさ
)
咎
(
とが
)
咳
(
せき
)
嗅
(
か
)
噂
(
うわさ
)
噛
(
か
)
固
(
もと
)
堪
(
たま
)
夢現
(
ゆめうつつ
)
夥
(
おびただ
)
如何
(
いか
)
寝
(
やす
)
尤
(
もっと
)
悶々
(
もんもん
)
愈
(
いよいよ
)
慥
(
たし
)
憐
(
あわ
)
所謂
(
いわゆる
)
手水
(
ちょうず
)
拵
(
こしら
)
提灯
(
ちょうちん
)
料簡
(
りょうけん
)
是
(
これ
)
暇
(
いとま
)
暢気
(
のんき
)
暫
(
しばら
)
曳
(
ひ
)
朧気
(
おぼろげ
)
板面
(
いたずら
)
柏崎
(
かしわざき
)
次手
(
ついで
)
歎息
(
たんそく
)
止
(
や
)
気燄
(
きえん
)
洋燈
(
ランプ
)
活々
(
いきいき
)
淵
(
ふち
)
清朝
(
しんちょう
)
湛
(
たた
)
湧
(
わ
)
漁舟
(
いさりぶね
)
漕
(
こ
)
漫
(
みだり
)
漸
(
ようや
)
潜戸
(
くぐりど
)
猶
(
なお
)
瓦斯
(
ガス
)
白絣
(
しろがすり
)
磊落
(
らいらく
)
端書
(
はがき
)