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吐鳴
ふりがな文庫
“吐鳴”の読み方と例文
読み方
割合
どな
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どな
(逆引き)
或る時には犬のその声を聞いて、例の隣の大尽の家からは「ほんとうになんといふうるさい犬だらう」と、大きな声で子供が
吐鳴
(
どな
)
るやうなこともあつた。
田園の憂欝:或は病める薔薇
(新字旧仮名)
/
佐藤春夫
(著)
岡村が
吐鳴
(
どな
)
る。答える声もないが、台所の土間に下駄の音がする。火鉢の
側
(
そば
)
な障子があく。おしろい真白な婦人が、二皿の粽を及び腰に手を延べて茶ぶ台の上に出した。
浜菊
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
私は私で「エノシマ」と
吐鳴
(
どな
)
りながら、今や行くことの出来ぬ島を指さした。私は吐鳴ったが、これは自分の言葉が通じないと、無意識に彼等を
聾
(
つんぼ
)
だと思うからである。
日本その日その日:03 日本その日その日
(新字新仮名)
/
エドワード・シルヴェスター・モース
(著)
吐鳴(どな)の例文をもっと
(5作品)
見る
吐
常用漢字
中学
部首:⼝
6画
鳴
常用漢字
小2
部首:⿃
14画
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吐
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佐藤春夫
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