“吐鳴”の読み方と例文
読み方割合
どな100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
或る時には犬のその声を聞いて、例の隣の大尽の家からは「ほんとうになんといふうるさい犬だらう」と、大きな声で子供が吐鳴どなるやうなこともあつた。
岡村が吐鳴どなる。答える声もないが、台所の土間に下駄の音がする。火鉢のそばな障子があく。おしろい真白な婦人が、二皿の粽を及び腰に手を延べて茶ぶ台の上に出した。
浜菊 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
私は私で「エノシマ」と吐鳴どなりながら、今や行くことの出来ぬ島を指さした。私は吐鳴ったが、これは自分の言葉が通じないと、無意識に彼等をつんぼだと思うからである。