要領えうりやう)” の例文
んなことで一かう要領えうりやうず、山頂さんてうはうでは、わづかに埴輪はにわ破片はへん雲珠うず鞆等ともなど)を見出みいだしたのみ、それで大發掘だいはつくつだいくわいをはつた。
伜の彌太郎にも逢つて見ましたが、早生れでも六つの子供では、何を聞いても要領えうりやうを得ず、これは證人のうちにも入りません。
卯平うへいよこたへたむしろたれりにはなかつた。むしろは三にんせきあたへた。勘次かんじ失火しつくわいて與吉よきちから要領えうりやうなかつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
宗助そうすけはらなかで、昨夕ゆうべやう當途あてどもないかんがへふけつて、なうつからすより、一層いつそそのみち書物しよもつでもりてはうが、要領えうりやう捷徑ちかみちではなからうかとおもいた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
硯友社けんいうしや沿革えんかくいては、他日たじつすこぶくはしく心得こゝろえこゝにはわづか機関雑誌きくわんざつし変遷へんせん略叙りやくじよしたので、それも一向いつかう要領えうりやうませんが、お話をる用意が無かつたのですから、這麼こんなこと御免ごめんかふむります
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
談話はなし要領えうりやうをおいそぎでせう。
人魚の祠 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
お鐵はなか/\の達辯で、要領えうりやうよく、その時の人の動きを説明してくれます。
用談ようだんはこんなところつたりたりして、つひ要領えうりやうなかつた。仕舞しまひ宗助そうすけ
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
勘次かんじ到頭たうとう要領えうりやうない返辭へんじをするのみであつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
小六ころく要領えうりやうないやうかほをしてゐる。宗助そうすけ落付おちついた調子てうし
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
廊下へ立つたまゝ、平次の要領えうりやうの良い調べが始まりました。