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えうりやう
ふりがな文庫
“
要領
(
えうりやう
)” の例文
這
(
こ
)
んな
事
(
こと
)
で一
向
(
かう
)
に
要領
(
えうりやう
)
を
得
(
え
)
ず、
山頂
(
さんてう
)
の
方
(
はう
)
では、
僅
(
わづ
)
かに
埴輪
(
はにわ
)
の
破片
(
はへん
)
(
雲珠
(
うず
)
、
鞆等
(
ともなど
)
)を
見出
(
みいだ
)
したのみ、それで
大發掘
(
だいはつくつ
)
の
第
(
だい
)
一
回
(
くわい
)
を
終
(
をは
)
つた。
探検実記 地中の秘密:29 お穴様の探検
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
伜の彌太郎にも逢つて見ましたが、早生れでも六つの子供では、何を聞いても
要領
(
えうりやう
)
を得ず、これは證人のうちにも入りません。
銭形平次捕物控:256 恋をせぬ女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
卯平
(
うへい
)
を
横
(
よこた
)
へた
筵
(
むしろ
)
は
誰
(
たれ
)
も
取
(
と
)
りには
來
(
こ
)
なかつた。
筵
(
むしろ
)
は三
人
(
にん
)
に
席
(
せき
)
を
與
(
あた
)
へた。
勘次
(
かんじ
)
は
失火
(
しつくわ
)
に
就
(
つ
)
いて
與吉
(
よきち
)
から
要領
(
えうりやう
)
を
得
(
え
)
なかつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
宗助
(
そうすけ
)
は
腹
(
はら
)
の
中
(
なか
)
で、
昨夕
(
ゆうべ
)
の
樣
(
やう
)
に
當途
(
あてど
)
もない
考
(
かんがへ
)
に
耽
(
ふけ
)
つて、
腦
(
なう
)
を
疲
(
つか
)
らすより、
一層
(
いつそ
)
其
(
その
)
道
(
みち
)
の
書物
(
しよもつ
)
でも
借
(
か
)
りて
讀
(
よ
)
む
方
(
はう
)
が、
要領
(
えうりやう
)
を
得
(
え
)
る
捷徑
(
ちかみち
)
ではなからうかと
思
(
おも
)
ひ
付
(
つ
)
いた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
硯友社
(
けんいうしや
)
の
沿革
(
えんかく
)
に
就
(
つ
)
いては、
他日
(
たじつ
)
頗
(
すこぶ
)
る
詳
(
くは
)
しく
説
(
と
)
く
心得
(
こゝろえ
)
で
茲
(
こゝ
)
には
纔
(
わづか
)
に
機関雑誌
(
きくわんざつし
)
の
変遷
(
へんせん
)
を
略叙
(
りやくじよ
)
したので、それも
一向
(
いつかう
)
要領
(
えうりやう
)
を
得
(
え
)
ませんが、お話を
為
(
す
)
る用意が無かつたのですから、
這麼
(
こんな
)
事
(
こと
)
で
御免
(
ごめん
)
を
蒙
(
かふむ
)
ります
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
▼ もっと見る
談話
(
はなし
)
の
要領
(
えうりやう
)
をお
急
(
いそ
)
ぎでせう。
人魚の祠
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
お鐵はなか/\の達辯で、
要領
(
えうりやう
)
よく、その時の人の動きを説明してくれます。
銭形平次捕物控:279 持参千両
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
用談
(
ようだん
)
はこんな
所
(
ところ
)
に
徃
(
い
)
つたり
來
(
き
)
たりして、
遂
(
つひ
)
に
要領
(
えうりやう
)
を
得
(
え
)
なかつた。
仕舞
(
しまひ
)
に
宗助
(
そうすけ
)
が
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
勘次
(
かんじ
)
は
到頭
(
たうとう
)
要領
(
えうりやう
)
を
得
(
え
)
ない
返辭
(
へんじ
)
をするのみであつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
小六
(
ころく
)
は
要領
(
えうりやう
)
を
得
(
え
)
ない
樣
(
やう
)
な
顏
(
かほ
)
をしてゐる。
宗助
(
そうすけ
)
は
落付
(
おちつ
)
いた
調子
(
てうし
)
で
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
廊下へ立つたまゝ、平次の
要領
(
えうりやう
)
の良い調べが始まりました。
銭形平次捕物控:176 一番札
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
要
常用漢字
小4
部首:⾑
9画
領
常用漢字
小5
部首:⾴
14画
“要”で始まる語句
要
要塞
要求
要慎
要諦
要用
要心
要人
要訣
要之