眞個ほんと)” の例文
新字:真個
かみ引拔ひきぬかれますやうに……骨身ほねみこたへるやうなんです……むしにはまないとぞんじながら……眞個ほんと因果いんぐわなんですわねえ。
浅茅生 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
わたし今迄いまゝで朝鮮猫てうせんねこ始終しじゆう露出むきだしてるなんてことちつともりませんでした、眞個ほんとらずにましたわ、ねこ露出むきだすなんてこと
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
眞個ほんとに行つて來たよ。』
散文詩 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
貴方あなた祕密ないしよが、わたしにはれましても、お差支さしつかへのないことをおらせまをしませうか、——あんま御心配ごしんぱいなすつておいとしいんですもの。眞個ほんとに、殿方とのがたはおやさしい。
艶書 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「あゝ、いててくんねえ、眞個ほんとさかなくツちやあ、だいなし身體からだよわるツていふんだもの。」
三尺角 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
眞個ほんとだよ、あられだつて、半分はんぶんは、海坊主うみばうず蹴上けあげてる、なみしぶきまじつてるんだとさ。」
霰ふる (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
まあ、おちよ、ともさん、眞個ほんといんだよ。……けつして邪魔じやまにするんぢやない。一人ひとりはうが、んだか落着おちついて、寂然しんとして、はかまつかぜきこえるだらうとおもふからだよ。
月夜車 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「……いとも、しろもの結構けつこうだ。おまへ眞個ほんとにおかげさまでをとこつぜ。」
一席話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
うかなあ、……雪女郎ゆきぢよらうつて眞個ほんとにあるんだつてね。」
霰ふる (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
なんとも、しんせつに……眞個ほんとわたし、」
艶書 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)