トップ
>
町人
>
ちょうにん
ふりがな文庫
“
町人
(
ちょうにん
)” の例文
「
竹童
(
ちくどう
)
みたいな
小僧
(
こぞう
)
には
斬
(
き
)
りまくられ、
旅僧
(
たびそう
)
ににらまれればすぐ
逃
(
に
)
げだすなんて、いくら
町人
(
ちょうにん
)
にしても、あまり
度胸
(
どきょう
)
がなさすぎるね」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
希臘
(
ギリシャ
)
の美術はアポロンを神となしたる国土に発生し、浮世絵は虫けら同然なる
町人
(
ちょうにん
)
の手によりて、日当り
悪
(
あ
)
しき
横町
(
よこちょう
)
の
借家
(
しゃくや
)
に制作せられぬ。
浮世絵の鑑賞
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
それから
町人
(
ちょうにん
)
の
家
(
いえ
)
よりの
帰途
(
かえり
)
、
郵便局
(
ゆうびんきょく
)
の
側
(
そば
)
で、
予
(
かね
)
て
懇意
(
こんい
)
な
一人
(
ひとり
)
の
警部
(
けいぶ
)
に
出遇
(
であ
)
ったが
警部
(
けいぶ
)
は
彼
(
かれ
)
に
握手
(
あくしゅ
)
して
数歩
(
すうほ
)
ばかり
共
(
とも
)
に
歩
(
ある
)
いた。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
第
(
だい
)
四には、
国民
(
こくみん
)
だ。
士族
(
しぞく
)
はもちろん、ひゃくしょうや
町人
(
ちょうにん
)
の
子
(
こ
)
どもでも、すこしばかり
文字
(
もじ
)
がわかるやつは、みんな
役人
(
やくにん
)
になりたがっている。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
この
男
(
おとこ
)
は三
崎
(
さき
)
の
町人
(
ちょうにん
)
で、
年輩
(
としごろ
)
は三十四五の
分別
(
ふんべつ
)
盛
(
ざか
)
り、それが
涙
(
なみだ
)
まじりに
斯
(
こ
)
んなことを
申
(
もう
)
すのでございますから、
私
(
わたくし
)
は
可笑
(
おか
)
しいやら、
気
(
き
)
の
毒
(
どく
)
やら、
全
(
まった
)
く
呆
(
あき
)
れて
了
(
しま
)
いました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
▼ もっと見る
その長兵衛の子の中島
富五郎
(
とみごろう
)
になって
私
(
わたし
)
の家は全くの
町人
(
ちょうにん
)
となりました。
幕末維新懐古談:01 私の父祖のはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
希臘
(
ギリシヤ
)
の美術はアポロンを神となしたる国土に発生し、浮世絵は虫けら同然なる
町人
(
ちょうにん
)
の手によりて、日当り
悪
(
あ
)
しき
横町
(
よこちょう
)
の
借家
(
しゃくや
)
に制作せられぬ。
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
即
(
すなわ
)
ちここの
市長
(
しちょう
)
並
(
ならび
)
に
町会議員
(
ちょうかいぎいん
)
は
皆
(
みな
)
生物知
(
なまものし
)
りの
町人
(
ちょうにん
)
である、であるから
医師
(
いし
)
を
見
(
み
)
ることは
神官
(
しんかん
)
の
如
(
ごと
)
く、その
言
(
い
)
う
所
(
ところ
)
を
批評
(
ひひょう
)
せずして
信
(
しん
)
じている。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
「
秀吉
(
ひでよし
)
さまは、
合戦
(
かっせん
)
のまッただ中、
町人
(
ちょうにん
)
のくせに、
祭
(
まつり
)
などとはもってのほか、さッ、店や
小屋
(
こや
)
はドシドシとたたんでしまえ!」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
町人
(
ちょうにん
)
たちは、さも、ふしぎなものをみたといわんばかりに、
少年
(
しょうねん
)
のうしろすがたをゆびさして、ささやきあいました。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
「さようでござりましょうとも、
信玄公
(
しんげんこう
)
ご
在世
(
ざいせい
)
のころからくらべれば
比較
(
ひかく
)
にならないと、
町人
(
ちょうにん
)
たちもささやいております」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ある
秋
(
あき
)
の
朝
(
あさ
)
のこと、イワン、デミトリチは
外套
(
がいとう
)
の
襟
(
えり
)
を
立
(
た
)
てて
泥濘
(
ぬか
)
っている
路
(
みち
)
を、
横町
(
よこちょう
)
、
路次
(
ろじ
)
と
経
(
へ
)
て、
或
(
あ
)
る
町人
(
ちょうにん
)
の
家
(
いえ
)
に
書付
(
かきつけ
)
を
持
(
も
)
って
金
(
かね
)
を
取
(
と
)
りに
行
(
い
)
ったのであるが
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
町人
(
ちょうにん
)
たちがはなしている、その
少年
(
しょうねん
)
は、じりじりとてりつける
太陽
(
たいよう
)
にあせばんだのか、ときおり、
右手
(
みぎて
)
で、ひたいのあせをふきながら、
士族
(
しぞく
)
やしきへかえっていきました。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
“町人”の意味
《名詞》
町(市街)に生活するひと。
江戸時代都市で生活する商人や職人の階級。
(出典:Wiktionary)
“町人”の解説
町人(ちょうにん)は、江戸時代に城下町など大きな都市に住んでいた職人、商人の総称である。または当時の都市在住の庶民階級の総称であり、昔ながらの農地に住む庶民階級の百姓や都市在住の武士階級と区別して用いられた。
(出典:Wikipedia)
町
常用漢字
小1
部首:⽥
7画
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
“町人”で始まる語句
町人体
町人街
町人抔
町人染
町人輩
町人體
町人髷
町人根性
町人身体柱立