“ちょうにん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
町人77.8%
寵任11.1%
町家11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
希臘ギリシャの美術はアポロンを神となしたる国土に発生し、浮世絵は虫けら同然なる町人ちょうにんの手によりて、日当りしき横町よこちょう借家しゃくやに制作せられぬ。
浮世絵の鑑賞 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
次郎右衛門忠明の「忠」なる字は、二代将軍の秀忠から賜わったものであるともいわれているから、以て、彼が将軍家から寵任ちょうにんされていたこともわかる。
剣の四君子:05 小野忠明 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
近火の場合には武家も町家ちょうにんも豪家になると、大提灯または高張りを家前なり、軒下に掲げ、目じるしとして人々の便を計りました。