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消滅
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せうめつ
ふりがな文庫
“
消滅
(
せうめつ
)” の例文
三
(
みつ
)
つに
成
(
な
)
つて
居
(
ゐ
)
たお
品
(
しな
)
が
卯平
(
うへい
)
を
慕
(
した
)
うて
確乎
(
しつか
)
と
其
(
そ
)
の
家
(
うち
)
に
引
(
ひ
)
き
留
(
と
)
めたのはそれから
間
(
ま
)
もないことである。
蛇
(
へび
)
の
噺
(
はなし
)
は
何時
(
いつ
)
の
間
(
ま
)
にか
消滅
(
せうめつ
)
した。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
疼痛
(
とうつう
)
とは
疼痛
(
とうつう
)
の
活
(
い
)
きた
思想
(
しさう
)
である、
此
(
こ
)
の
思想
(
しさう
)
を
變
(
へん
)
ぜしむるが
爲
(
ため
)
には
意旨
(
いし
)
の
力
(
ちから
)
を
奮
(
ふる
)
ひ、
而
(
しか
)
して
之
(
これ
)
を
棄
(
す
)
てゝ
以
(
もつ
)
て、
訴
(
うつた
)
ふる
事
(
こと
)
を
止
(
や
)
めよ、
然
(
しか
)
らば
疼痛
(
とうつう
)
は
消滅
(
せうめつ
)
すべし。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
終に最後の七億になつて
消滅
(
せうめつ
)
してしまつたといふことを、復興局長官の堀切善次郎氏によつて語られた。
むぐらの吐息
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
右にいふ兄弟の父
岩城判官
(
いはきはんぐわん
)
正氏
(
まさうぢ
)
在京
(
ざいきやう
)
の時
讒
(
ざん
)
にあひて家の亡びたるは永保年中の事なり、今をさる事およそ七百五十余年也。兄弟の
怨魂
(
ゑんこん
)
今に
消滅
(
せうめつ
)
せざる事
人知
(
じんち
)
を以論ずべからず。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
殺さんと致せしは如何なる
天魔
(
てんま
)
の
魑入
(
みいり
)
しやと今更
後悔仕
(
こうくわいつかま
)
つるも
詮
(
せん
)
なき事なれば
切
(
せめ
)
ては
罪障
(
ざいしやう
)
消滅
(
せうめつ
)
の
爲
(
ため
)
懺悔
(
ざんげ
)
仕つるなり因ては御殿場村の條七娘里儀の不義も何も
斯
(
か
)
も
引纏
(
ひきまとめ
)
て惡事は此九郎兵衞なれば御
法
(
はふ
)
通
(
どほ
)
りの御
所刑
(
しおき
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
苟且
(
かりそめ
)
にも
血液
(
けつえき
)
の
循環
(
じゆんくわん
)
が
彼等
(
かれら
)
の
肉體
(
にくたい
)
に
停止
(
ていし
)
されない
限
(
かぎ
)
りは、一
旦
(
たん
)
心
(
こゝろ
)
に
映
(
うつ
)
つた
女
(
をんな
)
の
容姿
(
かたち
)
を
各自
(
かくじ
)
の
胸
(
むね
)
から
消滅
(
せうめつ
)
させることは
不可能
(
ふかのう
)
でなければならぬ。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
右にいふ兄弟の父
岩城判官
(
いはきはんぐわん
)
正氏
(
まさうぢ
)
在京
(
ざいきやう
)
の時
讒
(
ざん
)
にあひて家の亡びたるは永保年中の事なり、今をさる事およそ七百五十余年也。兄弟の
怨魂
(
ゑんこん
)
今に
消滅
(
せうめつ
)
せざる事
人知
(
じんち
)
を以論ずべからず。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
疾風
(
しつぷう
)
は
必
(
かなら
)
ず
其
(
そ
)
の
落葉
(
おちば
)
を
散亂
(
さんらん
)
せしめて、
火
(
ひ
)
は
遠
(
とほ
)
く
燃
(
も
)
えながら
走
(
はし
)
るにしても、
片々
(
へんぺん
)
たる
落葉
(
おちば
)
は
廣
(
ひろ
)
い
區域
(
くゐき
)
に
悉
(
ことごと
)
く
其
(
そ
)
の
俤
(
おもかげ
)
をも
止
(
とゞ
)
めないで
消滅
(
せうめつ
)
して
畢
(
しま
)
はねば
成
(
な
)
らぬのであつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
消
常用漢字
小3
部首:⽔
10画
滅
常用漢字
中学
部首:⽔
13画
“消”で始まる語句
消
消息
消魂
消化
消耗
消炭
消失
消防夫
消光
消印