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注射
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ちうしや
ふりがな文庫
“
注射
(
ちうしや
)” の例文
氷嚢
(
ひようなう
)
や、
注射
(
ちうしや
)
より、たゞ
髮
(
かみ
)
の
冷
(
つめた
)
いのが、きつけに
成
(
な
)
つて、
幾度
(
いくたび
)
も、
甦
(
よみがへ
)
り、
甦
(
よみがへ
)
り、
甦
(
よみがへ
)
る
度
(
たび
)
に、
矢張
(
やはり
)
同
(
おな
)
じ
所
(
ところ
)
に、ちやんと
膝
(
ひざ
)
に
手
(
て
)
を
組
(
く
)
んで
見
(
み
)
て
居
(
ゐ
)
ます。
浅茅生
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
幾回
(
いくくわい
)
ものカンフル
注射
(
ちうしや
)
が
施
(
ほどこ
)
されて、
皆
(
みな
)
は
彼女
(
かのぢよ
)
の
身内
(
みうち
)
の
者
(
もの
)
が、
一人
(
ひとり
)
でも
來
(
き
)
てくれる
事
(
こと
)
を
待
(
ま
)
ち
望
(
のぞ
)
んでゐたが、
電報
(
でんぱう
)
を
打
(
う
)
つたにも
拘
(
かゝは
)
らず、
誰一人
(
たれひとり
)
、たうとう
來
(
こ
)
なかつた。
彼女こゝに眠る
(旧字旧仮名)
/
若杉鳥子
(著)
翌日
(
よくじつ
)
の
午前
(
ごぜん
)
に
來
(
き
)
て
醫者
(
いしや
)
は
復
(
また
)
注射
(
ちうしや
)
をして
大抵
(
たいてい
)
此
(
こ
)
れでよからうといつて
去
(
さ
)
つた。
然
(
しか
)
しお
品
(
しな
)
の
容態
(
ようだい
)
は
依然
(
いぜん
)
として
恢復
(
くわいふく
)
の
徴候
(
ちようこう
)
がないのみでなく
次第
(
しだい
)
に
大儀相
(
たいぎさう
)
に
見
(
み
)
えはじめた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
うつゝ
責
(
ぜめ
)
とか
申
(
まを
)
すのに、どら、ねう
鉢
(
ばち
)
、
太鼓
(
たいこ
)
を
一齊
(
いちどき
)
に
敲
(
たゝ
)
くより、
鉦
(
かね
)
ばかりですから、
餘計
(
よけい
)
に
脈々
(
みやく/\
)
へ
響
(
ひゞ
)
いて、
貫
(
とほ
)
つて、
其
(
そ
)
の
苦
(
くる
)
しさつたら、
日
(
ひ
)
に三
度
(
ど
)
も
注射
(
ちうしや
)
の
針
(
はり
)
を
刺
(
さ
)
されます
浅茅生
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
暫
(
しばら
)
くして
針
(
はり
)
を
拔
(
ぬ
)
いて
指
(
ゆび
)
の
先
(
さき
)
で
針
(
はり
)
の
趾
(
あと
)
を
抑
(
おさ
)
へて
其處
(
そこ
)
へ
絆創膏
(
ばんさうかう
)
を
貼
(
は
)
つた。それが
凡
(
すべ
)
て
薄闇
(
うすくら
)
い
手
(
て
)
ランプの
光
(
ひかり
)
で
行
(
おこな
)
はれた。
勘次
(
かんじ
)
に
手
(
て
)
ランプを
近
(
ちか
)
づけさせて
醫者
(
いしや
)
はやつと
注射
(
ちうしや
)
を
畢
(
をは
)
つた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
▼ もっと見る
醫者
(
いしや
)
はモルヒネの
注射
(
ちうしや
)
をして
僅
(
わづか
)
に
睡眠
(
すゐみん
)
の
状態
(
じやうたい
)
を
保
(
たも
)
たせて
其
(
そ
)
の
苦痛
(
くつう
)
から
遁
(
のが
)
れさせようとした。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
“注射”の意味
《名詞》
注 射(ちゅうしゃ)
針を刺して体内に薬剤を注入すること。
(相撲界の隠語)八百長。
(出典:Wiktionary)
“注射”の解説
注射(ちゅうしゃ)とは、注射針を用いて直接体内に薬剤を注入する投与法。注射に使う器具を注射器という。
(出典:Wikipedia)
注
常用漢字
小3
部首:⽔
8画
射
常用漢字
小6
部首:⼨
10画
“注射”で始まる語句
注射器