キミ)” の例文
即、沖縄神道では、キミノロに限つては、七世にして神を生ずといふ信仰以上に出て、生前既に、半ば神格を持つてゐるのである。
琉球の宗教 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
ヨキ文章ブンショウユエ、ワカ真実シンジツ読者ドクシャ、スナワチチテ、キミガタメ、マコト乾杯カンパイイタイッ! トビアガルホドノアツキ握手アクシュ
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
キミ」「ユキ」「御酒ミキ」「ツキ」「オキ」「る」「カキ」「サキ」「オキナ」「昨日キノフ」「キヨ」「常盤トキハ」「アキラメ」「サキハヒ」「杜若カキツハタ」「行き」「き」「分き」「吹き」「
国語音韻の変遷 (新字新仮名) / 橋本進吉(著)
……十四キミノ婦トッテ
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「いとこ汝兄ナセキミ」と言ふ歌ひ出しは「ものゝふの我がせこが。……」(清寧記)と言つた新室のウタゲの「詠」と一つ様である。又二首共結句に
不滅フメツ真理シンリ微笑ホホエンデオシエル、「一長一短イッチョウイッタン。」ケサ、快晴カイセイ、ハネキテ、マコト、スパルタノ愛情アイジョウキミ右頬ミギホオフタツ、マタツ、ツヨツ。他意タイナシ。
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
「伎」「企」「枳」などを用いて「紀」「奇」などを用いない語「ユキ」「キミ」「昨日キノフ」「アキラカ」などと
古代国語の音韻に就いて (新字新仮名) / 橋本進吉(著)
十六キミ遠クヘ行ク
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
順道ジユンタウならば、今頃は既に、藤原の氏神河内の枚岡ヒラヲカ御神オンカミか、春日の御社ミヤシロに、巫女ミコキミとして仕へてゐるはずである。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
ルヤ、キミ断食ダンジキクルシキトキニハ、カノ偽善者ギゼンシャゴトカナシキ面容オモモチヲスナ。コレ、カミゲン
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
順道ジユンタウならば、今頃は既に、藤原の氏神河内の枚岡ヒラヲカ御神オンカミか、春日の御社ミヤシロに、巫女ミコキミとして仕へてゐるはずである。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
順道ジユンタウならば、今頃は既に、藤原の氏神河内の枚岡ヒラヲカ御神オンカミか、春日カスガ御社ミヤシロに、巫女ミコキミとして仕へてゐるはずである。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
比等ヒラの殿内の下には、間切マキリ々々(今、村)、村々(今、字)のキミ並びに、のろたちが附属してゐる。のろは敬称してのろくもいと言ふ。くもいは雲上と宛て字する。
琉球の宗教 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
猿女の統率階級は猿女サルメキミで、伝説の祖先うずめの命以来、女戸主を原則とした氏族である。
毎年十二月、君々キミ/″\御玉改めと言ふ事があつて、三平等ミヒラ大阿母ウフアムしられの玉かわら(巫女のつける勾玉)を調べたよし、由来記に見えてゐる。又、キミに三十三人あつた事は、女官御双紙に出てゐる。
琉球の宗教 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
此事は沖縄の女神職なるキミ祝女ノロの大部分に亘つて沿革が見えるのである。寡婦で貢女の役を勤めて居た為、采女としての浄さの保たれなかつた事が、問題の中心になつたと考へてよさゝうである。
相聞の発達 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
首里主スンヂヤナシで、キミ