分量ぶんりやう)” の例文
第二 毎日まいにち食餌しよくじ三度さんどかぎり、分量ぶんりやうさだし。夜中やちゆう飮食いんしよくせざるをもつともよしとす。たゞし食後しよくご少時間しばらく休息きうそく運動うんどうはじむべきこと
養生心得草 (旧字旧仮名) / 関寛(著)
子供等こどもら大小だいせうことなつたあは菱餅ひしもちが一つは一つとかみうへ分量ぶんりやうしてまれるのをたのしげにして、自分じぶんかみから兩方りやうはうとなりかみからとほくのはうから
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
貝塚土器かひづかどき破片はへんが、わづかに二三ぺん見出みいだされたが、かひ分量ぶんりやうから比較ひかくしてると、何億萬分なんおくまんぶんいちといふくらゐしかにあたらぬ)
おぼかたはいけ粗雜ぞんざいだが、料理れうりはいづれも念入ねんいりで、分量ぶんりやう鷹揚おうやうで、いさゝかもあたじけなくないところうれしい。
城崎を憶ふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
貝塚かひづか彌生式やよひしきこんじたとはうよりも、彌生式土器やよひしきどき貝塚かひづかに、土器どきこんじたとひたいくらゐ分量ぶんりやうである。
かれつてくのをさらおしいとはおもはなかつたが、しかかれ自分じぶんうち容易よういびん分量ぶんりやうらないのに
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
さけといつてもれた分量ぶんりやうであるが、それでもわら一筋ひとすぢづつをきざんで仕事しごとまうけにのみ手頼たよかれふところかなしくした。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)