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三浦
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みうら
ふりがな文庫
“
三浦
(
みうら
)” の例文
私
(
わたくし
)
が
三浦
(
みうら
)
へ
嫁
(
とつ
)
いだ
頃
(
ころ
)
は五十
歳
(
さい
)
位
(
くらい
)
でもあったでしょうが、
夙
(
とう
)
に
女房
(
にょうぼう
)
に
先立
(
さきだ
)
たれ、
独身
(
どくしん
)
で
立
(
た
)
ち
働
(
はたら
)
いている、
至
(
いた
)
って
忠実
(
ちゅうじつ
)
な
親爺
(
おやじ
)
さんでした。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
間
(
ま
)
もなく
院
(
いん
)
さまは
三浦
(
みうら
)
の
介
(
すけ
)
と
千葉
(
ちば
)
の
介
(
すけ
)
と
二人
(
ふたり
)
の
武士
(
ぶし
)
においいつけになって、
何
(
なん
)
百
騎
(
き
)
の
侍
(
さむらい
)
で
那須野
(
なすの
)
の
原
(
はら
)
を
狩
(
か
)
り
立
(
た
)
ててわたしを
射
(
い
)
させました。
殺生石
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
「それについて、中村君、きみの部下の
三浦
(
みうら
)
刑事をかしてもらいたいんだがね。あの男は、警視庁第一の変装の名人だからね。」
奇面城の秘密
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
三浦
(
みうら
)
はいつもナポレオン一世の下に陣取りながら、
結城揃
(
ゆうきぞろ
)
いか何かの襟を重ねて、ユウゴオのオリアンタアルでも読んで居ようと云うのですから
開化の良人
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
言って見れば、山上一族が住む相州
三浦
(
みうら
)
の
公郷村
(
くごうむら
)
からほど遠からぬ横須賀の漁港に、そこに新しいドック修船所が幕府の手によって開き始められていたのだ。
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
▼ もっと見る
枳園は大磯を根拠地として、
中
(
なか
)
、
三浦
(
みうら
)
両郡の間を往来し、ここに足掛十二年の月日を過すこととなった。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
快霽
(
かいせい
)
。
三浦
(
みうら
)
ニ抵ル。路左折スレバ則
漸
(
ようや
)
ク
狭隘
(
きょうあい
)
ナリ。小渡ヲ過グ。村吏数人路側ニ相迎フ。始テ北岸ノワガ部内ニ係ルヲ知ル。大沢アリ品井トイフ。周廻二、三里。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
その頃
流行
(
はや
)
り出したばかりの
麻雀
(
マージャン
)
を四人で打ったり、日曜日の午後などには
三浦
(
みうら
)
三崎
(
みさき
)
の方面へドライヴしてはゴルフに
興
(
きょう
)
じたり、よその見る眼も
睦
(
むつま
)
じい四人連れだった。
振動魔
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
三浦
(
みうら
)
の
娘
(
むすめ
)
玉藻の前
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
まだうら
若
(
わか
)
い
身
(
み
)
でありながら
再縁
(
さいえん
)
しようなどという
心
(
こころ
)
は
微塵
(
みじん
)
もなく、どこまでも
三浦
(
みうら
)
の
殿様
(
とのさま
)
に
操
(
みさお
)
を
立
(
た
)
て
通
(
とう
)
すとは
見上
(
みあ
)
げたものである。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
舷
(
ふなべり
)
によれば、しぶきを立てる大波のうねり、船尾に帯をのべる夜光虫の
燐光
(
りんこう
)
、目を上ぐれば、眉を圧して迫る
三浦
(
みうら
)
半島の巨大なる黒影、明滅する漁村の燈火、そして
パノラマ島綺譚
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
曰く「僧院の秋」の会、曰く「
三浦
(
みうら
)
製糸場主」の会、曰く猫の会、曰く
杓子
(
しやくし
)
の会、
方今
(
はうこん
)
の文壇会
甚
(
はなはだ
)
多しと
雖
(
いへど
)
も、
未
(
いまだ
)
滑脱
(
くわつだつ
)
の妙を極めたる、
斯
(
か
)
くの如き応酬ありしを聞かず。
傍
(
かたはら
)
に人あり。
骨董羹:―寿陵余子の仮名のもとに筆を執れる戯文―
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
客はいよいよ不思議がって、ここの本陣の先祖に
相州
(
そうしゅう
)
の
三浦
(
みうら
)
から来たものはないかと尋ねる。答えは、そのとおり。その先祖は青山
監物
(
けんもつ
)
とは言わなかったか、とまた客が尋ねる。まさにそのとおり。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
私
(
わたくし
)
は
別
(
べつ
)
に
婦道
(
ふどう
)
が
何
(
ど
)
うの、
義理
(
ぎり
)
が
斯
(
こ
)
うのと
言
(
い
)
って、
六ヶ
(
むずか
)
しい
理窟
(
りくつ
)
から
割
(
わ
)
り
出
(
だ
)
して、
三浦
(
みうら
)
に
踏
(
ふ
)
みとどまった
訳
(
わけ
)
でも
何
(
なん
)
でもございませぬ。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
「まさか君が嘘を云っているのじゃあるまいね」と青木はまだ疑わしそうに「それじゃ聞くがね、君は麹町の
三浦
(
みうら
)
って云う家を知らないかね。そこの屋根裏の赤い部屋を」
猟奇の果
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
三
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
浦
常用漢字
中学
部首:⽔
10画
“三浦”で始まる語句
三浦家
三浦半島
三浦屋
三浦環
三浦郡
三浦介
三浦三吉
三浦以外
三浦直樹
三浦道寸