“ぶし”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ブシ
語句割合
武士45.3%
43.8%
附子7.8%
1.6%
無事1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日本にほんのむかしの武士ぶしで一ばんつよかったのは源氏げんじ武士ぶしでございます。その源氏げんじ先祖せんぞで、一ばんえらい大将たいしょうといえば八幡太郎はちまんたろうでございます。
八幡太郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
にんは、つねに、こうしたときの用意よういにしまっておいたかつおぶしや、こんぶなどをとりして、わずかにえをしのいだのでした。
南方物語 (新字新仮名) / 小川未明(著)
東洋では鍼術しんじゅつを行うが、これはほとんど無効らしい。純粋薬物療法として、枹木子ほうぼくし、天雄、烏頭、附子ぶし、狼毒、石灰を用いるが、これは一層ききめがない
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
あねいもと數多かずおほ同胞はらからをこしてかたぬひげのをさなだちより、いで若紫わかむらさきゆくすゑはとするこヽろ人々ひと/″\おほかりしが、むなしく二八のはるもすぎて今歳ことし廿はたちのいたづらぶし
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
一切いつさい衆生しゆうじやうすてものに、わがまヽらしき境界きやうがいこヽろにはなみだみて、しや廿歳はたちのいたづらぶし、一ねんかたまりてうごかざりけるが、いはをもとほなさけさとしがことにしみそめ
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
大地震だいぢしん遭遇そうぐうして最初さいしよ一分間いつぷんかん無事ぶししのたとし、また餘震よしん地割ぢわれはおそれるにらないものとのさとりがついたならば、其後そのご災害防止さいがいぼうしについて全力ぜんりよくつくすことが出來できよう。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)